2025-03-30 コメント投稿する ▼
陸上自衛隊石垣駐屯地、創立2周年記念行事を地域と共に開催
■ 参加者と会食の形式
昨年の1周年記念行事では隊員のみの参加だったが、今回は家族や地域の関係者も招待し、より広範な交流を促進した。体育館にテーブルを並べ、参加者から集めた会費で購入したオードブルや、隊員が屋外で調理したバーベキューが提供された。
■ 感謝状の贈呈
日頃から隊員と交流し、駐屯地の開設に貢献している団体として、登野城字会や大川青年会などの3団体と4個人に感謝状が贈られた。会食前に参加者に紹介され、地域との協力関係が強調された。
■ 式典の詳細
行事当日は、2007年に那覇所属の陸自ヘリが墜落した事故の発生日であり、最初に黙とうが捧げられた。中村康男司令は、開設から2年が経過し、今年は重要な年であると述べ、地域と共に「愛される駐屯地」を目指すと強調した。八重山地域の防衛・警備や災害派遣などの任務を挙げ、「我が国の平和と独立を守るため、絶え間ない努力と研さんを続ける」と宣言した。
■ 来賓の祝辞
中山義隆市長の代理として参加した知念永一郎副市長は、「我が国の安全保障環境は年々厳しさを増す。平和外交の推進と共に、抑止力の強化は不可欠」と指摘し、石垣駐屯地の存在が八重山の平和維持に寄与していると讃えた。今後も国や県と連携し、駐屯地への支援を続ける意向を示した。
■ 地域との連携
八重山防衛協会の米盛博明会長は、隊員が学校行事への参加などを通じて地域と密接な繋がりを持っていることに敬意を表し、感謝の意を述べた。今後、駐屯地の設備が拡充され、安全保障体制への貢献度が増すことを期待し、隊員には訓練を重ね、住民との交流を続けるよう激励した。