2025-02-15 コメント投稿する ▼
沖縄県市長会、新会長に石垣市長・中山義隆氏が就任
沖縄県市長会、初の離島市長会長に中山義隆氏
2025年2月14日、沖縄県内11市長で構成される沖縄県市長会は総会を開き、新たに会長に中山義隆・石垣市長を選出した。前会長であった桑江朝千夫・前沖縄市長が昨年12月に急逝し、会長職が空席となっていた。中山氏は4期15年の長きにわたって石垣市長を務めており、その豊富な経験と実績が評価された。今回の会長就任は、離島市長としては初めてのこととなる。
中山義隆氏の経歴と実績
中山氏は1967年6月26日、石垣市登野城で生まれた。八重山高等学校を卒業後、近畿大学商経学部経営学科で学び、卒業後は野村證券に勤務。1996年までの勤務を経て、地域貢献に関心を持ち、八重山青年会議所理事長などを歴任した。2006年には石垣市議会議員に初当選し、その後、2010年には市長に初当選。その後は、4期15年にわたり市政を担ってきた。
中山氏の市長としての大きな成果のひとつが観光業の振興だ。2009年の観光客数は約73万人だったが、2018年には148万人に倍増し、観光消費額も471億円から980億円に増加した。これにより、市民の一人当たりの所得も2009年度の197万円から、2018年度には255万円に増えた。この実績は、石垣市の経済に大きな貢献をしていると言えるだろう。
市長選と安全保障問題
また、2022年の石垣市長選挙では、自民党・公明党が支持する現職の中山氏が再選を果たした。選挙戦では、島内に陸上自衛隊ミサイル部隊を配備する計画が重要な争点となり、地域の安全保障問題が大きなテーマとなった。これにより、市民にとっては大きな関心事となり、選挙戦は激しいものとなった。