2025-03-21 コメント投稿する ▼
生稲外務政務官、靖国参拝の質問に答弁拒否
「立場にかんがみ、お答えを差し控える」と繰り返す
西田氏は、生稲氏に対して「参拝したことがあるか?」と問いかけた。生稲氏は「政務官就任後、参拝したことはない」とした上で、就任以前に参拝したかどうかについては「現在の立場にかんがみ、お答えを差し控える」と繰り返した。この答弁に対して、西田氏は「一体誰の顔色をうかがっているのか」と疑問を呈した。
外務省の配慮に疑問の声
生稲氏が答弁を避ける理由を「現在の立場にかんがみ」と説明したことに、西田氏は納得できない様子だった。「質問に対する答えが全く違う」と反発し、さらに「政務官になる前のことを聞いているだけだ」と追及したが、生稲氏は再び同じ答えを繰り返した。この状況に、外務大臣の岩屋毅氏が答弁を代わりに行い、「様々な影響に鑑みてお答えを差し控えている」と説明したが、西田氏は「理解できない。なぜそこまで配慮しなければならないのか」と強く反論した。
生稲氏の個人の信教の自由を強調
西田氏が「靖国神社にとって、あなたにとってそれはどういう存在か?」とさらに質問すると、生稲氏は「個人の信教の自由に関する問題であり、政府が立ち入るべきではない」と述べた。一方、岩屋外相は、「靖国神社は、過去の戦争で尊い命を捧げた英霊が眠る神社だ」とその意義を強調した。西田氏は生稲氏に対して「その答弁が普通にできないのか。非常に残念だ」と語気を強めた。
誤報と過去の参拝報道
生稲氏は1980年代にアイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーとしても知られており、2022年の参院選で初当選。その後、外務政務官に就任し、昨年11月には「佐渡島の金山」の労働者追悼式に政府代表として出席した。しかし、2024年8月に生稲氏が靖国神社を参拝したと報じられた件について、韓国政府がボイコットを示唆するなどの波紋を呼んだが、実際には参拝していないことが後に判明し、誤報であったことが確認された。
- 生稲外務政務官は靖国参拝について「現在の立場にかんがみ、お答えを差し控える」と答弁を拒否。
- 維新の会の西田氏は「誰の顔色をうかがっているのか」と強く批判。
- 外務大臣の岩屋氏が生稲氏の答弁を補足し、「影響を考慮している」と説明。
- 生稲氏は靖国神社について「個人の信教の自由の問題」とし、政府の関与を否定。
- 2024年8月に報じられた生稲氏の参拝報道は誤報であったことが確認された。