2025-07-03 コメント投稿する ▼
百田尚樹氏「消費税ゼロで日本を復興させる」腹切る覚悟で減税訴え、腎臓がん手術も公表
百田尚樹氏、減税訴えの第一声で“腹切る”覚悟
食品消費税ゼロへ「復興しなけりゃ切腹」宣言
腎臓がん手術も明かし“本当に腹を切る”月末に
保守党の選挙戦が異例のスタート、強烈インパクトに賛否
「消費税を下げろ」百田尚樹氏が新橋で絶叫の第一声
7月3日、東京・新橋駅前に響き渡ったのは、作家であり日本保守党代表でもある百田尚樹氏(68)の強烈な第一声だった。参議院選挙(7月20日投開票)に向けた街頭演説で、彼が真っ先に訴えたのは「減税」。特に食品の消費税ゼロを強く訴えた。
「食品や水は人間が生きていくために不可欠なもの。そこに税金をかけるなんてバカげている。すぐにゼロにすべきです!」と叫ぶ百田氏。続けて「消費税を下げたら、必ず日本経済は復興する。これは約束する。復興しなければ…腹切ってもいい!」と断言した。
聴衆がやや戸惑う中、「あまり笑わないね、みんな」と苦笑いしながらも、強い決意をにじませた。
「消費税ゼロは賛成。でも“腹切る”って、例えが極端」
「本当に腹を切るつもりで言ってるなら、覚悟は感じる」
「この人の言うことには迫力がある。政治家らしくないけど」
「減税の話は賛同するが、パフォーマンス感が強すぎる」
「命がけで主張するなら応援するしかない」
“切腹宣言”は本気?月末に控えるがん手術
さらに百田氏は、「今月末に腎臓がんの手術を控えている」とあっさりと明かした。すでに5月にSNSなどでがんを公表していたが、今回の発言で再び注目が集まった。
「腎臓がんの手術をする。だから実際に腹を切るかもしれません」と語るその様子は冗談交じりながらも真剣だった。百田氏は2024年1月にも腎臓がんの手術を受けており、今回発見されたのはそれとは別の種類のがんであることも明らかにしている。
選挙演説と個人の病気、そして“切腹宣言”が一つの文脈に乗せられるという異例の展開は、賛否はあれど聴衆の記憶には強く刻まれた。
減税は“ばらまき”より即効性あり 保守党の経済主張
保守党が掲げる最大の政策の一つが「消費税減税」だ。特に、日々の暮らしに直結する食品や生活必需品にかかる税をゼロにすることで、国民の可処分所得を増やし、景気を刺激しようという考えだ。
百田氏は「給付金では根本的な解決にならない」とも主張する。これは的を射ている。短期的な給付では経済は活性化しないし、ばらまきのような一過性の政策に終始していては、将来への投資には繋がらない。恒常的な減税こそが、日本の経済基盤を立て直す鍵となる。
また、「今の日本には、税金を下げることで経済を再生できる余地がある」と強調し、成長によって税収を取り戻す「拡大均衡」の考え方を明示した点も注目に値する。
“命をかけた訴え”に期待と戸惑い
「腹を切る」という物騒な表現は、現代の政治家としては異例だ。しかし百田氏の演説からは、言葉の強さだけでなく、「政治家として責任を取る」という覚悟も感じられる。
現代政治において、言ったことを実行しない、約束が守られない、そんな不信感が蔓延している中で、「復興しなければ責任を取る」というスタンスは、有権者の心を揺さぶる。
とはいえ、候補者本人が病気を抱えたまま選挙戦に臨むことには懸念の声もある。健康状態が政治活動にどこまで影響するのか、仮に当選したとしても責務を全うできるのか、冷静な判断も必要だろう。
今後、保守党がどこまで勢力を伸ばすか、そして百田氏自身が「言葉の責任」をどう示していくのか。参院選の行方を見守りたい。