2025-06-02 コメント投稿する ▼
小池都政、高校生を海外派遣で多文化共生教育に182億円投資|異文化理解で未来の国際人材育成
小池都政が推進する“高校生の異文化体験”に182億円 多文化共生社会の実現目指す
東京都が掲げるグローバル人材育成政策の一環として、都立高校生の海外派遣プログラムが活発に行われている。小池百合子知事のもと、令和6年度予算には約182億円が投入され、その中核となる事業のひとつが国際交流による「多文化共生意識」の育成だ。
海外での交流体験で視野を広げた高校生たち
今年度実施された「ダイバーシティコース」では、都立高校の生徒がインドネシア、マレーシア、ヨルダン、トルコ、エジプトといった国々を訪問し、異なる宗教や生活習慣に触れる機会を得た。現地の家庭にホームステイするなど、肌で感じる交流を通して「異なる文化を尊重することの大切さ」を学んだという。
参加した生徒たちからは、
「互いの宗教や習慣を尊重しながら暮らす多文化共生社会の在り方を学んだ」
「英語でコミュニケーションをとることが好きになり、世界で活躍したいと強く思うようになった」
「外国語を学ぶことへの積極的な姿勢に刺激を受けた」
「この研修を通して、考えること、議論することを楽しいと感じ、大好きになった」
「現地の方のお話を聞いて、一気に視野を世界にまで広げることができた」
といった前向きな感想が相次いでいる。
多彩なコースでグローバル教育を展開
この事業では、生徒の興味関心や将来の進路に合わせた複数のコースが用意されている。
* 「ダイバーシティコース」では、宗教・文化的多様性を実地に学び、多文化共生への理解を深める。
* 「グローバル・イノベーションコース」では、都市の交通や環境問題など、グローバルな課題解決に挑戦。
* 「スペシャリストコース」では、理工系分野や医療、環境に関する専門的な見識を深める機会を提供。
* 「オリパラシティコース」では、共生社会とアクセシビリティへの理解を深める内容が組まれた。
また、都内の学校では外国人留学生の受け入れも進められており、ヨルダンやカナダ、フィンランドなどからの生徒と共に授業を受け、日本文化の体験も共有している。
来年度も海外派遣を継続 さらなる深化目指す
東京都は、令和7年度も引き続き都立高校生を海外に派遣する予定で、5カ国を訪問する「ダイバーシティコース」をはじめ、環境・科学・技術・生活文化に焦点を当てた複数のコースが組まれる見込みだ。
教育委員会は、「高校生のうちに異文化や国際課題に触れることで、生涯にわたり他者との協調や世界とのつながりを意識できる力を養ってほしい」としている。
ネット上の反応
XやThreadsではこの政策に対しさまざまな声があがっている。
「高校生のうちから異文化に触れる経験は貴重。将来の国際人材育成に繋がると思う」
「182億円の使い道としては有意義だが、成果の“見える化”も大事」
「国内の課題にも予算を割いてほしいという気持ちもあるが、未来への投資なら応援したい」
「多文化共生を実践的に学ぶ姿勢は評価したい」
「日本の若者が世界で戦うには、こうした実体験が必要不可欠だと思う」
未来の国際人材を育てる挑戦
多文化共生やグローバル化の進展に伴い、日本の教育現場でも国際感覚を育てる取り組みが求められている。東京都の試みは、単なる語学学習にとどまらず、現地の宗教や文化、社会課題に直接触れることに重きを置いている点で、今後の全国展開も視野に入れた先進モデルといえる。