東京都庁、女性管理職増加へ座談会

女性管理職増加へ　東京都庁で座談会

東京都庁では、女性職員が管理職を目指すための後押しとして、18日に座談会が開かれた。

この座談会には、女性課長をはじめとした経験豊かな職員が登壇し、若手職員に向けて自身の経験や必要な資質について語った。

小池百合子知事も参加し、参加者に向けて「失敗しても、それを学びに変える気持ちを持つことが大切です」と激励の言葉を贈った。

座談会の内容と参加者の反応

座談会は昼休みの時間帯に開始され、YouTubeで生配信される形で行われた。

東京都の女性職員による企画で、過去には管理職の魅力や育児と仕事の両立に関するテーマが扱われてきたが、今回は「管理職になるにはどうしたらいいか」というテーマが掲げられた。

参加した女性課長たちは、仕事の進め方や管理職として求められるスキルについて具体的なアドバイスを共有。

都市整備局の課長は「育児と仕事の両立に悩んだ時期もあったが、周囲の理解を得て乗り越えてきた」と話し、管理職試験へのアプローチ方法についても語った。

また、参加者からの「管理職に必要なスキルは？」という質問には、「コミュニケーション能力や問題解決能力が重要」と答えた。

東京都の女性活躍推進施策

東京都は女性活躍を推進するための施策を積極的に展開している。たとえば、「Tokyo Innovation Base」では、スタートアップ企業の女性管理職と東京都庁の職員が意見交換をするイベントを開催し、女性の活躍を促進している。

さらに、女性活躍推進法に基づき、男女の賃金差を公表するなど、企業が取り組むべき課題に対して奨励金を支給する仕組みを導入している。

女性管理職の増加に向けた期待

座談会に参加した若手職員からは、「先輩方の話を聞いて、私も管理職を目指したいと思いました」といった声が上がっており、今後も女性職員のキャリアアップを支援する施策がさらに強化されることが期待されている。東京都は引き続き、女性の活躍の場を広げ、職場環境の改善に取り組んでいく方針だ。