2025-05-16 コメント投稿する ▼
兵庫県で特殊詐欺急増、高齢者向け自動録音機を無償配布 斎藤知事が注意喚起
兵庫県 知事が特殊詐欺急増に警鐘、高齢者向け対策を強化
兵庫県内で特殊詐欺被害が急増していることを受け、斎藤元彦兵庫県知事は15日、自身のSNSで県民に注意を呼びかけました。特に高齢者を狙った「オレオレ詐欺」や警察官を装った詐欺が増加しており、被害防止策として65歳以上の高齢者世帯を対象に、自動通話録音機の無償配布を開始しました。
急増する詐欺被害、警察官を名乗り不安を煽る手口
兵庫県警察によると、今年に入ってから県内での特殊詐欺被害は急増し、特に「オレオレ詐欺」の被害が目立っています。犯人は警察官を装い、「あなたが犯罪に巻き込まれている」などと不安を煽り、LINEに誘導しネットバンキングを操作させて資産を奪う手口が広がっています。
斎藤知事はSNSで「警察を名乗る電話」「LINEでのやり取り」「ネットバンキング操作の要求」が詐欺の危険信号であることを強調し、県民に注意喚起しました。
録音機の無償配布で被害抑止を狙う
県は65歳以上の高齢者世帯を対象に、詐欺被害の抑止を目的とした自動通話録音機を5,000台無償で配布しています。録音機は電話がかかってきた際に警告メッセージを再生し、通話内容を自動で録音する仕組みで、詐欺犯が犯行をためらう効果が期待されています。
申し込みはFAX、電子メール、郵送で受け付けており、配布台数に限りがあるため、早めの申請が呼びかけられています。
県警と連携し、啓発活動も強化
兵庫県警察は特殊詐欺被害を防止するため、関係機関と協力し、講話やキャンペーンを通じた啓発活動も進めています。特に高齢者に向けた情報提供を強化し、家族や周囲の人々にも詐欺被害への注意喚起を求めています。
ネットユーザーの反応
SNS上では斎藤知事の呼びかけに対し、多くの反応が寄せられています。
「高齢者を狙った詐欺、家族で気をつけないといけませんね。」
「録音機の配布は素晴らしい取り組み。こうした対策をもっと広げてほしい。」
「警察を名乗る電話には注意が必要。自分も気をつけます。」
「LINEを使った詐欺があるなんて驚き。家族にも伝えます。」
「早速うちの親にも録音機を勧めたいと思います。」
兵庫県は今後も詐欺被害の抑止に向けた取り組みを強化していく方針です。県民一人ひとりが警戒し、詐欺の手口を知っておくことが被害を防ぐ鍵となります。