2025-05-14 コメント投稿する ▼
兵庫県立がんセンター新設、齋藤元彦知事が視察 最新治療で患者負担軽減を目指す
新・兵庫県立がんセンター建設着工、齋藤元彦知事が発表
兵庫県は、新たながん治療の拠点として「兵庫県立がんセンター」の建設を正式に開始した。明石市に建設されるこの新センターは、県内のがん医療を支える中核施設となる予定で、放射線治療など最先端の治療技術を導入し、患者に優しい医療を目指す。
齋藤元彦知事は自身のX(旧Twitter)で、「新・兵庫県立がんセンターの建設が始まりました。これまで約半世紀にわたってがん医療を支えてきた施設が、新たな形で再出発します」と述べた。齋藤知事は、放射線治療機器などを視察し、「患者さんの負担を軽減し、治療効果を高める医療技術の進化を実感しました」と感想を述べた。
最新のがん治療施設が地域医療を支援
新センターは、地上7階建ての病院棟と3階建ての放射線治療棟から構成され、360床の病床を備える。一般病床333床、緩和ケア病床15床、集中治療病床12床が設けられ、患者のさまざまなニーズに対応可能だ。また、最先端の放射線治療技術を導入し、効果的な治療を提供することを目指している。
齋藤知事は「40代の私にとって、がんはこれから向き合う課題です。同世代の皆さんにも、がんについての知識や情報を共有し、早期発見・予防の大切さを伝えていきたい」と強調。県民に向けた情報発信の重要性にも触れた。
地域医療を支える中核拠点として
新・兵庫県立がんセンターは、最先端の医療機器を備えるだけでなく、地域の医療機関との連携も強化。がん診療の質を向上させるとともに、患者支援体制の充実も図る。治療はもちろん、がんの予防や早期発見のための啓発活動も進めていくという。
県民の健康を守る砦として、今後も最新の医療技術と温かいケアを提供することを目指し、がん医療のさらなる進化を図る。齋藤知事は、「新たながんセンターが地域の皆様に安心を届ける存在となるよう努めてまいります」と意気込みを語った。