2025-05-09 コメント投稿する ▼
兵庫・斎藤知事、パワハラ再発防止へ研修実施 幹部200人と参加で職場環境改善目指す
斎藤知事、パワハラ再発防止研修に幹部200人と参加 職場改善への決意示す
兵庫県の斎藤元彦知事は、5月12日にパワハラ再発防止を目的とした研修を開催し、自らも副知事や部次長級の幹部職員約200人と共に受講する。この大規模な研修は、パワハラ防止のほか、公益通報者保護や個人情報保護といったテーマを扱い、県内の職場環境改善に向けた重要な取り組みとなる。
「複数の分野の専門家が一堂に集まるこの機会を、幹部全員で共有することに意味がある」と斎藤知事は強調。パワハラ問題に対する組織全体の意識を変えるため、幹部職員の同時受講を決断したという。
ただし、一部の幹部職員からは「巻き添えのようなものだ」「本音を言えば休みたい」といった不満の声も漏れている。研修に参加することで、斎藤知事との距離感に不安を感じる職員もいるようだ。
第三者委員会報告と斎藤知事の対応
兵庫県は2025年3月、第三者委員会の調査報告書で、斎藤知事の言動がパワハラに該当するとの判断を示した。報告書には、机をたたきながらの叱責や、夜間・休日を問わない業務指示といった事例が具体的に挙げられた。
当初はパワハラを否定していた斎藤知事だが、報告書を受けて「風通しの良い職場づくり」に取り組む姿勢を打ち出し、幹部職員との会食を定期的に実施。これまでの厳しい指導スタイルから、対話重視の姿勢へと変化を見せている。
若手職員からは支持の声も
斎藤知事に対する評価は職員層によっても異なる。特に若手職員からは「知事はワークライフバランスを大事にしてくれる」という声が聞かれる。入庁式では「仕事は早く終わらせ、プライベートを充実させましょう」と訓示し、働きやすい職場づくりを呼びかけてきた。
斎藤知事は今回の研修について「研修を通じて改めて学び、より良い職場環境をつくる努力を続ける」と意欲を示している。
ネット上の反応
SNS上では、斎藤知事のパワハラ問題や研修に対する様々な声が飛び交っている。
「知事が自ら研修を受けるのは良い姿勢。幹部も一緒に受けるのは組織改革にプラスだと思う。」
「研修だけでなく、日常のコミュニケーションを改善してほしい。」
「若手職員の声がもっと反映されるといい。」
「厳しい指導も時には必要だが、やり方次第。」
「斎藤知事はこれからが正念場。職場環境改善を本気で進めてほしい。」
斎藤知事の研修受講は、県庁の信頼回復に向けた第一歩となるか。組織全体の意識が変わり、職場環境が改善されるかどうかが今後の注目点だ。