2025-05-09 コメント投稿する ▼
「しんぶん赤旗」排除問題で国会追及、政府が通期記者証発行を認める見通し【大阪・関西万博】
万博取材における「しんぶん赤旗」排除問題、国会で追及
2025年5月9日、衆議院経済産業委員会において、日本共産党の辰巳孝太郎議員が、大阪・関西万博の取材に関して「しんぶん赤旗」が不当に差別・排除されている問題を取り上げた。
「しんぶん赤旗」への通期記者証発行を巡る問題
現在、「しんぶん赤旗」には、週に1回の記者会見時のみ有効な「ワンデーパス」しか発行されていない。辰巳議員は、万博協会が「赤旗」に対して、通期記者証の発行に際し、2005年の愛知万博での活動実績を示す記録の提出を求めていることを指摘した。しかし、協会のメディアガイドラインには、愛知万博の実績の記載は求められておらず、辰巳議員は「なぜ規定もされていない条件をつけるのか」と追及した。
政府の対応と今後の見通し
茂木正国際博覧会統括調整官は、万博以外の活動実績も含めて、実質的な取材活動の実績等を示せば、「それに基づき協会が判断する」と答弁した。また、「赤旗」への通期記者証発行については、「提出された取材計画に基づいて判断する」と述べ、発行が可能であることを認めた。辰巳議員は、早期の発行を求めた。
報道の自由と公平性の確保
この問題は、報道機関に対する公平な取材機会の確保と、報道の自由の尊重に関わる重要な課題である。特定のメディアに対して不当な条件を課すことは、報道の自由を侵害する可能性があり、民主主義社会において看過できない問題である。今後、万博協会がどのように対応するかが注目される。
* 「しんぶん赤旗」には、週に1回の記者会見時のみ有効な「ワンデーパス」しか発行されていない。
* 万博協会は、「赤旗」に対して、2005年の愛知万博での活動実績を示す記録の提出を求めている。
* 協会のメディアガイドラインには、愛知万博の実績の記載は求められていない。
* 政府は、万博以外の活動実績も含めて判断するとし、「赤旗」への通期記者証発行が可能であることを認めた。
* 報道機関に対する公平な取材機会の確保と、報道の自由の尊重が求められる。
この問題は、報道の自由と公平性の確保に関わる重要な課題であり、今後の政府および万博協会の対応が注目される。