2025-04-11 コメント: 1件 ▼
「赤旗はなぜ排除されたのか?」万博取材拒否めぐり共産党が政府を追及
衆院経済産業委員会の質疑で辰巳氏は、「赤旗やフリーの記者が排除されている。赤旗は愛知万博や東京五輪・パラリンピックも取材してきた。なぜ今回はダメなのか」と、取材拒否の理由をただした。
■メタンガス報道が背景か
背景には、赤旗が万博会場の土壌からメタンガスが検出された問題を報じ、万博開催そのものの中止を主張していることがある。協会側は、赤旗の報道姿勢が「政治的」と判断した可能性があるとみられる。
■「インフルエンサーはOKで赤旗はNG?」
辰巳氏はさらに、「協会の取材ガイドラインでは、フォロワー10万人以上のインフルエンサーなら取材が認められるとある。赤旗は80万人の読者がいる。なぜそれでも排除されるのか」と問い詰めた。
経済産業相の武藤容治氏は「ガイドライン上、政治的・宗教的な目的に使われる懸念がある場合には記者証の発行を認めていない」と説明。その一方で「一般の来場者として取材活動することは可能だ」との見解も示した。
■過去の実績は無視?
赤旗は全国紙として数十年の歴史があり、これまで数々の国際イベントで取材の実績を持つ。辰巳氏は「政府の記者会見にも参加しており、公平な取材活動をしてきた。なぜ万博だけ特別扱いなのか」と批判を強めた。
■政府も見直しを検討
武藤氏は「他のイベントでの赤旗の取材状況について事務方に確認するよう指示した」と述べ、今後の対応を見直す可能性に言及した。
- しんぶん赤旗が大阪・関西万博の取材申請を拒否された
- 背景には赤旗によるメタンガス報道や開催中止の主張があるとみられる
- 共産党の辰巳議員が国会で「80万人の読者がいる新聞を除外するのは理不尽」と追及
- 万博協会は「政治・宗教目的と見なされた」と説明
- 政府は今後の対応について検討の姿勢