2025-03-22 コメント投稿する ▼
志位和夫議長、日韓議連懇談で平和構築と歴史認識の重要性を強調
■ 志位議長の主張
- 「日中韓」枠組みの再活性化の重要性
志位議長は、日中韓の枠組みが北東アジアの平和構築にとって極めて重要であり、この枠組みが再活性化していることに大きな期待を示した。北東アジアの安定的な平和の実現には、各国の協力が不可欠であり、日韓両国の友好関係の強化がその鍵であると述べた。
- 戦後80年を迎える歴史認識の継承
戦後80年を迎え、志位議長は村山談話(1995年)、河野談話(1993年)、日韓パートナーシップ宣言(1998年)といった歴史的な発言の継承の重要性を強調した。それらの声明が持つ核心的な内容を尊重し、それに基づいた行動を取ることこそが、両国間の信頼構築につながると語った。
- ASEANとの協力強化を提案
また、東アジアの平和を築くためには、東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力が欠かせないと強調。ASEANプラス8(東アジアサミット)を発展させ、戦争のない東アジアを実現するための外交努力が重要であるとの立場を示した。
- 日韓友好関係の発展に向けた意欲
日韓議連の一員として、志位議長は両国の友好関係の発展に向けて尽力する意向を表明した。彼の発言は、今後の日韓関係において、共産党が果たすべき役割を再確認させるものであった。
■ 懇談の詳細
懇談には、日本側から長島昭久日韓議連幹事長をはじめ、韓国側からは朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使などが参加した。日韓両国の議員が直接意見交換を行うことで、両国の関係改善に向けた具体的な歩み寄りが期待されている。