2026-05-09 コメント投稿する ▼
志位和夫議長が北米訪問の成果を報告へ 核廃絶・日米連帯・資本論交流の三本柱で活動
日本共産党(共産党)の志位和夫議長を団長とする代表団が2026年4月23日から5月6日まで米国・カナダを訪問しました。核不拡散条約(NPT)再検討会議への参加と要請活動、米国の進歩的左翼団体・民主的社会主義者(DSA)との連帯確認、カナダのヨーク大学でのマルクス『資本論』をめぐる理論交流という三つの大きな活動に取り組みました。その成果は2026年5月16日(土)午後1時半から、「大学人と日本共産党のつどい」でインターネット配信とともに報告されます。
核兵器廃絶へ NPT再検討会議に市民社会の一員として参加
2026年のNPT(核不拡散条約)再検討会議は4月27日から5月22日にかけて、米国・ニューヨークの国連本部で開催されました。NPT再検討会議は5年に1度開かれ、核軍縮の義務履行を各国が確認し合う重要な国際会議です。しかし過去2回(2015年・2022年)は成果文書の採択ができず、NPT体制への信頼が揺らいでいました。
志位和夫議長(中央委員会議長)ら共産党代表団は、市民社会の一員として会議に参加し、複数の国連代表と直接会談して要請活動を行いました。
核保有大国が戦争を行いながら核廃絶を口にしている。そのうそを問いながら、私たちは会議を前に進めるために働きかけた
会議議長のドー・フン・ビエット・ベトナム国連大使との会談では、志位氏が求めた方向性に対してビエット議長が「多くの締約国も同じ方向を目指している」と応じ、成果文書の発出への強い決意を示しました。第1委員会(核軍縮担当)のサミュエル・ヤオ・クマー・ガーナ国連大使も、志位氏が要請した四つのポイントを「会議の核心部分だ」と評価しました。
日本共産党が要請した四つの骨子は、①すべての締約国が国連憲章を守ること、②非核保有国への核使用・威嚇を行わないことを保証すること、③NPT第6条に基づく合意を具体化・履行すること、④中東非核地帯決議を再確認すること、というものです。
被爆国の日本から、核廃絶への要請を国連の場で直接届けられた意義はとても大きい
日米進歩勢力の連帯確立 DSAと共同課題で合意
4月29日、ニューヨーク市内のDSA(アメリカ民主的社会主義者)事務所で、志位氏ら代表団はアーメド・フセイン全国政治委員らDSA指導部と会談しました。この会談では、双方が公式な協力と連帯の関係を確立することを確認しました。DSAは2016年以降急速に会員数を増やし、草の根の社会変革運動を展開している米国の代表的な左翼進歩団体です。
志位氏は、連帯の課題として、①トランプ政権によるイランやベネズエラ・ガザ・キューバへの無法な軍事行動に反対し国連憲章に基づく平和秩序をつくること、②日米両国で進む大軍拡に反対すること、③在日米軍基地を撤去し対等な日米関係をつくること、④「核兵器のない世界」の実現と核兵器禁止条約を広げること――の四点を提案しました。DSA側はこれを歓迎し、今後オンラインも活用しながら具体的な交流を進めることで合意しました。
日本とアメリカの進歩勢力がつながることで、大軍拡にも核の脅威にも反対する国際的な声が大きくなる
志位氏はDSA側に自身の著書『自由に処分できる時間と「資本論」』(英語版)を贈呈し、マルクスが構想した社会主義・共産主義の姿についても意見交換を行いました。DSA側は「内容を研究して広げたい」と前向きな反応を示しました。
カナダ・ヨーク大学でマルクス理論の国際交流
カナダ・トロントのヨーク大学では、5月4日に「今日の日本の左翼、マルクスの『資本論』に帰る」と題した討論企画が開かれました。主催はマルチェロ・ムスト同大学教授で、志位氏は現代の国際政治の問題からマルクス『資本論』の理論問題まで幅広く議論しました。ムスト教授は志位氏を「政治リーダーであるとともに、理論に通じているという点で、まれな政治家だ」と紹介し、学術的な議論は熱気を帯びて行われました。
マルクスを研究する世界の研究者たちと直接対話できた。理論の力で国際連帯を深める新しい道が見えた
北米の訪問全体を通じて、核廃絶・国際連帯・理論交流という三つの柱で共産党の国際的な活動を大きく前進させました。
5月16日の「つどい」で報告 ネットでも視聴可能
一連の訪問成果は、2026年5月16日(土)午後1時半から開かれる「大学人と日本共産党のつどい」(主催:全国学者・研究者日本共産党後援会)で、志位議長が詳しく報告します。インターネットでのライブ配信が行われ、党員・読者にかかわらず、関心のある方はどなたでも視聴できます。全国の共産党支部や事務所でも視聴会が計画されており、広く参加が呼びかけられています。党本部会場は、学者・研究者・大学教職員・大学院生に限定した参加会場となり、事前申し込みが必要です。
まとめ
- 日本共産党の志位和夫議長ら代表団が2026年4月23日〜5月6日、米国・カナダを訪問。
- NPT再検討会議(4月27日〜5月22日、国連本部)に市民社会として参加し、複数の国連大使と会談。核廃絶に向けた四つの要請を行った。
- 4月29日、ニューヨークでDSA指導部と会談。大軍拡反対・核廃絶などの課題で正式な連帯関係を確立。
- 5月4日、カナダ・ヨーク大学でマルクス『資本論』をめぐる国際理論交流を実施。
- 2026年5月16日(土)午後1時半から「大学人と日本共産党のつどい」で志位議長が成果を報告。ネット配信あり。