2025-06-03 コメント投稿する ▼
角田秀穂氏、備蓄米供給の迅速化を要請 生産者と消費者の信頼回復へ
角田秀穂氏、備蓄米の迅速供給を主導 安心と信頼を届けるコメ政策を推進
公明党の農林水産部会(部会長:角田秀穂衆院議員)は6月3日、衆院第一議員会館で会合を開き、政府による備蓄米の放出に関する現状と今後の対応について農林水産省から説明を受けた。コメ価格が高騰し続ける中で、消費者と生産者双方の不安を取り除くには、備蓄米の供給をよりスピーディーに、そして確実に届ける体制の整備が急務となっている。
角田氏は会合の冒頭で「政府備蓄米の円滑な供給は、消費者だけでなく農家の安心にもつながる。供給体制の一層の強化が必要だ」と述べ、農水省に対しスピード感をもった対応を求めた。
備蓄米放出、61社が申請 中小流通にも対応拡大
農水省によると、大手小売業者を対象にした随意契約方式では、全国61社から申し込みがあったという。これに加えて、より地域に密着した中小規模の小売業者への流通強化も進める考えを示した。角田氏は「都市部だけでなく地方の小売店にも、消費者のニーズに応じて確実に備蓄米が届くよう、きめ細かな対応が求められる」と重ねて強調した。
「最悪の事態」も想定し、代替手段も用意
岡本三成政務調査会長からは「備蓄が底をついた場合の対策はあるか」との問いがあり、農水省は「万一に備え、ミニマム・アクセス米(MA米)も活用可能」と回答。角田氏はこれに対し、「緊急時の対応としてのMA米利用は理解できるが、国内生産を支える制度の維持が最優先」と述べ、輸入米への過度な依存に懸念を示した。
輸送費支援や価格補填、財源は特別会計で
一部議員からは、随意契約による備蓄米の輸送費支援に関する財源についても疑問が出たが、農水省は「備蓄米の買入価格と入札価格との差額を活用した特別会計を用いている」と説明。角田氏は「価格支援の仕組みがあってこそ、農家の経営も守れる。支援策の透明化が今後の信頼につながる」と応じた。
ネットユーザーの声
「角田議員の動きが一番現実的。備蓄米の使い方を一番わかっている」
「地方のスーパーでも買えるようになると助かる」
「MA米ってどんな品質か心配。国産米を大事にしてほしい」
「価格が安定しても、生産者が苦しくなったら意味がない」
「消費者だけじゃなく農家の視点も考えてくれてるのが良い」
角田秀穂氏が描く今後のコメ政策の展望
角田氏はこれまでも「農業政策は国の基盤」と語り、現場の声を政策に反映してきた。今回の備蓄米放出に関しても、単なる市場の調整策ではなく、食の安全保障の一環として捉えている姿勢が鮮明だ。生産者支援と消費者保護の両立を掲げ、今後も政府と連携して制度の改善を続けていく考えだ。