2025-03-18 コメント投稿する ▼
南城市・古謝市長、不起訴処分もハラスメント調査続行 5月に第三者委が報告へ
一方、市役所内のハラスメント問題を検証する第三者委員会(委員長:赤嶺真也)は3月17日に市役所で第6回目の会合を開き、古謝市長への聞き取り調査を3月上旬に終えたことを明らかにした。調査報告書は5月半ばにまとめられる予定で、市政に大きな影響を与える可能性がある。
■那覇地検「嫌疑不十分」で不起訴
那覇地検は「所要の捜査を尽くした結果、犯罪の成立を認めるのは困難」として、嫌疑不十分での不起訴を決めた。また、市長側が被害女性の訴えを「虚偽告訴ではないか」として申し立てた件についても、同様に嫌疑不十分で不起訴とした。
この件について古謝市長は一貫して「事実無根」と主張しており、今回の不起訴処分を受けて、今後の動向に注目が集まる。
■第三者委員会の調査は継続中
第三者委員会はこれまで、職員へのアンケートや関係者の聞き取りを行い、ハラスメントの実態を検証してきた。市長への聞き取り調査が終わったことで、調査は最終段階に入っており、5月半ばに報告書が提出される予定だ。報告内容によっては、市政に大きな影響を与える可能性がある。
■民事訴訟も継続、女性運転手が市長を提訴
不起訴となったものの、古謝市長には別の法的手続きも進行中だ。被害を訴える女性運転手は、業務中に市長から性的な発言を含むセクハラを受けたとして、2024年2月に市長と南城市を相手取り慰謝料を求める民事訴訟を起こしている。