石破茂の活動・発言など - 3ページ目
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活動報告・発言
公約がついているタイトルは公約に関連する活動です。
堂本食品がタイで惣菜製造を拡大 JBICと伊予銀行が協調融資で後押し
惣菜600種の老舗が海外強化 堂本食品、タイ事業拡大へ 国際協力銀と伊予銀が支援 中小食品メーカーの挑戦 タイでの事業拡大へ 広島県に本社を構える堂本食品株式会社が、タイにおける事業強化に乗り出す。支援するのは日本政府系の国際協力銀行(JBIC)と、地方銀行の伊予銀行だ。両者は計5,070万円の協調融資を実施し、堂本食品のタイ現地法人「TND(タイ・ナカモト・ドウモト)」への設備投資を後押しする。 堂本食品は1948年創業、惣菜や佃煮、レトルト食品などを主力とし、600品目以上の製品を手がける中小企業だ。特に高齢者向けの「やわらか食」や、業務用の冷凍惣菜などに定評があり、日本国内では介護食や中食産業の現場で広く採用されている。 > 「中小企業の海外進出、応援したい」 > 「こんな地道な企業が日本の食品業界を支えてる」 > 「円安だから今こそ海外展開すべき」 > 「投資額は控えめでも意義は大きい」 > 「介護食ややわらか惣菜って、実は世界的にもニーズ高い」 タイでの生産体制強化 その狙いは 堂本食品は1992年にいち早くタイへ進出。TNDでは日本と同様の厳格な品質管理のもと、業務用惣菜の製造を行ってきた。今回の融資は、TNDにおける新たな設備導入に充てられ、一次加工工程の内製化を実現するという。 背景には、世界的な食品加工ニーズの多様化がある。特にアジア各国の外食・中食業界では、「半製品」の需要が高まっており、スピードと安定供給が鍵になっている。一次加工を外注せず現地で完結させることで、リードタイムの短縮と品質の安定化が期待される。 さらに、原材料の処理から製品化までを一貫して管理することで、堂本食品が強みとする「安全・安心」品質のさらなる強化にもつながると見られている。 サプライチェーン強化と日本の食産業への波及 JBICはこの案件について、「日本の産業の国際競争力を維持・向上する一環」と位置付ける。タイでの拠点強化は、日本国内における食品産業のサプライチェーン安定化にも資すると判断されている。 とくに、介護食や冷凍惣菜といった加工度の高い食品は、災害やパンデミックなどのリスクに強い分散生産体制の構築が求められており、TNDのような現地拠点の機能強化は、日本本社側のリスクヘッジにもなる。 このような国際展開支援は大企業ではなく中堅・中小企業にとっても重要な資金的後押しであり、今後は他の企業への波及効果も注目される。 日本の「やわらか食」が世界を目指す 高齢化の進展は日本だけの課題ではなく、タイをはじめとするアジア諸国でも、今後急速に進むと予想されている。堂本食品の「やわらか食」は、日本国内で培われた高品質・高付加価値の介護食分野の代表格でもあり、そのノウハウはグローバル市場でも十分に通用する。 「介護」や「高齢者向け食品」が、単なる福祉の分野を超え、輸出産業として育っていく――。その一例として、堂本食品の取り組みは注目に値する。地方発の中小企業が、現地に根を張りながら日本ブランドを広げていく動きは、今後の日本経済の希望にもなり得る。 > 「やわらか食って、アジアでも需要あるのか…納得」 > 「こういう中小がちゃんと海外展開してるの、すごい」 > 「日本式の品質管理があってこそ信頼される」 > 「タイ現地で完結させるなら強いよね」 > 「地味だけど、国益に直結してると思う」
中国が石破政権の存続を歓迎 日中関係改善の裏にある戦略的思惑とは
中国、石破政権の“安定”に期待 日中関係改善で「存続望む」本音 習近平政権、処理水・ビザ・輸入再開で歩み寄り トランプ政権の圧力回避?中国が日本に接近する裏事情 問われる日本の主権外交 中国の期待が意味するものとは 中国、石破政権の継続を歓迎 関係改善を高評価 中国政府が、石破茂首相率いる現政権の継続に強い期待を寄せていることが明らかになった。習近平政権は、昨年10月に発足した石破政権以降、日中関係が「着実に好転している」と評価しており、政権の“安定”が両国関係にプラスになるとの見方を強めている。 ある中国政府筋は、「日本政府が安定すれば、中日関係の安定にもつながる」と述べ、政権の継続を望む姿勢をあらわにした。 昨年11月、ペルーで行われた石破首相と習近平国家主席の初の首脳会談を皮切りに、今年3月には王毅外相が訪日。その後も閣僚級の往来が増えており、両国間の緊張は一定の緩和傾向にある。 > 「中国に歓迎される首相って、ちょっと怖いな…」 > 「処理水解禁とビザ再開、あれだけ騒いでたのに掌返し?」 > 「対米けん制の道具にされてる気がしてならない」 > 「外交安定は大事だけど、国益は大丈夫?」 > 「媚中と呼ばれないために、石破さんは毅然とした姿勢も必要だ」 ビザ再開・処理水解禁・水産物輸入…次々と譲歩の理由 中国側が評価する“成果”としては、主に三つが挙げられる。第一に、日本人に対する短期滞在ビザ免除措置の再開。第二に、福島第一原発の処理水放出に反発していた中国が、日本産水産物の輸入再開に踏み切ったこと。そして第三に、日中間の高官往来の活発化だ。 これらは一見すると日中関係の改善を象徴する動きにも見えるが、その裏には中国の内政・外交的な思惑がある。とりわけ注目されるのは、米中関係の悪化に伴い、日本との関係を“緩衝材”として利用したいという戦略的な意図だ。 現在、トランプ政権下の米国は関税引き上げや輸出制限などで中国に圧力をかけており、中国は欧米との対立を回避するため、アジアの隣国・日本との関係改善に活路を見出している。 中国の“友好的な姿勢”は戦略の一環か 石破政権への期待が中国側から公言されることは、ある意味では外交の成果だが、同時に注意も必要だ。中国は過去にも、相手国に“協調ムード”を醸成しつつ、時間をかけて自国に有利な状況を作り出す「戦略的忍耐」を展開してきた。 「処理水」や「水産物輸入」といった問題では、国際機関の科学的見解を無視した反応が取られてきた経緯もあり、手のひら返しのような姿勢に「本気で信頼できるのか」という懸念の声も根強い。 特に安全保障・人権問題において、日中間には今なお埋めがたい溝がある。尖閣諸島をめぐる領海侵入や台湾有事、南シナ海での軍事拠点化など、中国の行動には依然として警戒が必要だ。 外交安定の裏で問われる“主権と距離感” 日中関係の改善は歓迎すべき面もあるが、その背景を冷静に見る必要がある。日本の外交が「主権を保ちつつ距離感を維持する」ものでなければ、一方的に利用されかねない。 中国が石破政権の“存続”を望んでいるという事実は、単なる評価を超え、政治的圧力や意図の発露でもある。首相が国内外からの支持を得るには、媚中・迎合と見られないバランス感覚が求められる。 日本の外交は、民主主義・人権・法の支配といった価値を軸に据え、信頼できるパートナーシップを築くべきだ。中国からの“期待”に応えることが、即ち国益にかなうとは限らない。
石破政権の「プロミネンス・ルール」に潜む危険 NHK優遇と情報統制の可能性
石破政権下で進む放送制度改革 「プロミネンス・ルール」に潜む危うさ 石破茂首相のもと、自民党政権は放送分野における制度改革を進めている。その中心にあるのが「プロミネンス・ルール」の議論だ。一見、公共放送を目立たせるという公益性の高い制度に見えるが、その裏には政府の思惑と、情報統制の懸念が潜んでいる。 NHK優遇?「プロミネンス・ルール」の本質 自民党政権が設置した「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」は、これまで33回にわたり開催され、7月9日には第34回目を迎える予定だ。今回の議題は、「ヒアリング(産業としての放送)」と「プロミネンス制度に関する調査研究報告」だ。 このプロミネンス制度とは、欧州を参考に、公共放送など“公共の利益がある”とされる放送に優先的な表示やアクセスを保証するという仕組み。イギリスのBBCのように、ニュースの公正性や外部制作などが評価され、視聴者がまず接触しやすい位置に配置される。 一方で、日本での議論では、NHKのような放送事業者が優遇される可能性が高く、「政府の広報機関としての側面を強める危険性がある」との懸念も出ている。関西大学の准教授は「これはプロパガンダの温床になりかねない」と明確に警鐘を鳴らしている。 > 「プロミネンスという言葉の響きはきれいだが、中身は放送支配の装置にしか見えない」 > 「石破政権のメディア戦略、見えてきたのは情報統制の匂い」 > 「NHKがますます政府寄りになるのでは?本当に中立と言えるのか」 > 「公共性と政府の都合は別物。政治に都合のいい放送だけが目立つ時代が来るのか」 > 「若者はテレビを見ない。だから見せたい番組を前に押し出すって…戦時中みたいで怖い」 ソーシャルメディア批判も浮上 若者世代との断絶 会合では「不満や不信をあおるソーシャルメディアの側が変わるべき」との声も上がった。確かに誤情報や扇動的投稿は無視できない課題だ。しかし、これは放送側の正当化にも聞こえる。 特に、「放送事業者の役割は、若者が親しむSNSではなく、正確な情報源として放送コンテンツに導くべきだ」とする主張には、既存メディアによる“情報の選別”という姿勢が色濃く滲む。問題の本質は、テレビ離れそのものではなく、既存メディアへの信頼が崩れていることにある。 市民のメディアリテラシーが向上している今、視聴者は情報を見抜く力をつけている。にもかかわらず、視聴者の「疑う目」に対し“導く側”としての放送局が「正しい」とする姿勢は、時代錯誤と言わざるを得ない。 なぜ今、メディア改革なのか? そもそも、なぜ石破政権はこのタイミングで放送制度改革を加速しているのか。そこには、政権運営におけるメディア活用の意図が透けて見える。物価高や減税論争、安全保障政策などで批判を浴びる中、メディアにおける「支持の下地づくり」が急務と考えているのではないか。 現実として、政権批判や異論がネットで多く見られるなか、既存放送局を優遇し、情報の出口を一定方向に絞る動きが始まれば、健全な民主主義に深刻な影を落とす。特定のコンテンツや報道が“公共性”という名目で優遇され、異論が「ノイズ」とされれば、それはまさに“統制メディア”への第一歩だ。 私たちは何を求めるべきか メディアの自由は民主主義の根幹である。放送の役割は権力の監視であり、政府の味方になることではない。公共性の名の下で中立性を失えば、視聴者の信頼もまた失われるだろう。 石破政権には、放送制度の再構築を進めるにあたり、「視聴者のための公共性とは何か」「情報の多様性とは何か」を正面から議論し、開かれた制度設計を求めたい。
石破首相「賃金上昇で物価超え」発言に疑問噴出 行動なき9カ月と自民党政権の限界
石破首相「賃上げで物価高に勝つ」と第一声 だが行動なき9カ月に国民の不信広がる 「賃金上昇で物価超え」石破首相が神戸で第一声 7月3日、公示された参院選で自民党の石破茂首相(党総裁)が神戸市内で第一声を上げた。今回の選挙戦を通じて最大の争点となる物価高対策について、「物価上昇を上回る賃金上昇を必ず実現する」と力強く訴えた。 さらに、自民・公明両党が打ち出した「国民一律2万円の現金給付」については「決してばらまきではない」と主張し、財源や効果に懐疑的な世論に対して理解を求めた。 一方、野党が掲げる消費税減税には強く反対し、「医療、年金、介護、子育ての貴重な財源を傷つけてはならない」と従来通りの立場を繰り返した。 > 「石破さん、“必ず賃上げ”って言うだけなら誰でもできる」 > 「もう9カ月も総裁やってるのに、何も変わってない」 > 「2万円の給付は焼け石に水。減税をなぜ避けるのか」 > 「“給付はばらまきじゃない”って言い続ける姿に必死さを感じる」 > 「このままじゃ、また自民党は“言うだけ政権”って言われるよ」 就任から約9カ月、賃上げの具体策は見えず 石破首相が自民党総裁に就任してから、すでに9カ月近くが経過している。その間、「物価高に対応する経済政策」を何度も口にしてきたが、賃金上昇を実感できた国民はほとんどいない。 労働市場改革や中小企業支援、税制による後押しなど、構造的な賃上げ策はほとんど見られず、むしろ企業側には原材料費や光熱費の高騰が圧し掛かるばかり。賃上げどころか、ボーナスの減額や非正規雇用の拡大が続く実情に、首相の言葉は空虚に響く。 > 「この9カ月、何もしてないのに“必ず実現する”って…」 > 「実質賃金が下がり続けてるのに“賃上げ実現”とは」 > 「就任してすぐに動かなきゃいけない課題だったはず」 > 「“言葉”じゃなくて“行動”を見せてほしい」 > 「“やります”ばかり聞かされて、何一つ始まってない」 減税に背を向け、給付頼み 政権の限界が見えてきた 物価高が生活を直撃するなか、国民の多くが求めているのは即効性と持続性のある負担軽減策だ。なかでも、生活に直結する消費税の時限的な引き下げは、支持の声が根強い。 だが石破政権は、減税の議論すら避け、短期的な現金給付にこだわり続けている。首相自らが「減税は福祉財源を傷つける」と断じたその発言には、国民生活の現実よりも制度維持を優先する政権の姿勢が見える。 さらに、財源不足を理由に減税を否定しつつ、選挙前には急ごしらえの給付案を打ち出すなど、矛盾も目立つ。これでは「本気で国民生活を守る意思があるのか」と疑われても仕方がない。 > 「結局、減税は絶対にやらないって態度だよね」 > 「選挙前だけ“国民目線”を装うの、もう限界じゃない?」 > 「減税は“将来世代にツケ”とか言いながら給付はOKって何?」 > 「増税には熱心なのに、減税にはなぜこんなに消極的?」 > 「言い訳ばかりで国民の声に耳を貸さないなら、政権交代しかない」 やはり自民党では限界 政権運営の信頼回復は困難か 今回の参院選第一声で石破首相が示したのは、「口では国民に寄り添うふりをしながら、行動が伴わない」という自民党の従来姿勢と変わらなかった。就任から9カ月を経ても、抜本的な経済対策も、政治とカネの問題への対処も、大きな前進は見られない。 「物価を超える賃金上昇」を掲げながら、物価高の本質に手を打たず、減税には目もくれない――。それが政権担当能力の限界を示しているのだとしたら、今問われているのは「このまま自民党に政権を任せ続けていいのか」という根本的な問いである。
石破首相「減税はばらまき」発言に批判噴出 自民の選挙対策的給付に国民の不信強まる
「減税こそばらまき」は筋が通るか? 石破首相の詭弁と自民党の物価高対策に漂う欺瞞 給付が正義?石破首相の“逆張り論法”に疑問噴出 7月2日に行われた日本記者クラブ主催の党首討論会で、石破茂首相(自民党総裁)が放った「消費税減税こそ、ある意味ばらまきに近い」という発言が波紋を広げている。 物価高騰が続き、生活費に苦しむ国民が急増する中で、自民・公明両党は「国民一律2万円給付+子育て世帯・非課税世帯に2万円加算」という公約を掲げた。これに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表が「選挙目的のバラマキだ」と切り捨てたのはもっともだろう。 記者からの批判的な問いに、石破首相は語気を強めて「困っている人に早く届けることが目的だ」と正当化した。しかし、単発の給付で継続的な物価高に対応できるはずがない。しかもこの給付、公示直前に発表され、タイミング的に選挙対策以外の何物でもないことは明らかだ。 > 「自民の給付、完全に“票の買収”って感じしかしない」 > 「2万円もらって何が変わる?次の月にはまた苦しい」 > 「石破さん、消費減税がばらまきってマジで言ってるの?」 > 「本当に苦しんでる人を助けたいなら、税を下げるのが筋」 > 「選挙前に配る金、それが一番分かりやすいバラマキでしょ」 石破政権の“給付至上主義” 本気で家計を救う気はあるのか 石破政権の政策は、財務省の顔色をうかがったかのような「減税回避」に一貫している。国民の生活に最もダイレクトに効く消費税減税に背を向け、「給付で対応する」と言い張る姿勢は、むしろ国民の困窮を短期的施策で覆い隠そうとする欺瞞に他ならない。 消費税は所得の少ない人ほど重くのしかかる「逆進性の強い税」である。食料品や日用品の値上げが続く今、負担感は一層強まっている。それにもかかわらず、石破首相は減税議論を封じ、「ばらまき」とレッテルを貼ることで政権の責任回避に走った。 これは、与党が物価高を政治の責任として直視していない証拠だ。国民の切実な声を前に、「2万円で何とかしろ」と言わんばかりの姿勢が、政権の“無策”を象徴している。 > 「給付金の配布=責任を果たしたって顔するのやめて」 > 「“生活防衛”って言うなら、まず消費税を下げてくれ」 > 「石破政権、減税拒否は財務省に気を使いすぎ」 > 「根本的な対策を避けるのは、責任逃れにしか見えない」 > 「国民をバカにしてるとしか思えない発言だった」 “ぶれない自民”の限界と野党へのすり替え批判 石破首相は、野党の消費税減税を「選挙向けの思いつき」と揶揄した。だが、その批判はブーメランに他ならない。なぜなら、今回の給付金政策こそが選挙公示直前に発表された“目くらまし”だったからだ。 さらに石破氏は、野党に対して「理念がぶれている」と繰り返し批判したが、自民党こそコロナ禍以降、減税・給付・補助と一貫性のない政策を繰り返してきた。 しかも、物価高の原因が円安やエネルギー価格の上昇など、長期的な構造にあるにもかかわらず、それに対する恒久的な対策は示されていない。“今だけ、金だけ、票だけ”の政治姿勢が浮き彫りになった討論会だった。 > 「自民党の方がよっぽど“ぶれてる”でしょ」 > 「この数年でどれだけ給付、補助を出してきたか忘れたのか」 > 「その場しのぎで何とかしようとする政治が続きすぎた」 > 「選挙前になると急に“国民の味方”になるのやめてほしい」 > 「野党批判で論点を逸らすのはもう通用しない」 物価高と向き合う覚悟の差が問われた討論会 石破首相の「減税はばらまき」発言は、経済政策の本質を理解していないことの裏返しでもある。減税は国民の手元に継続的にお金を残し、消費を促すことで経済全体に波及効果を与える。単発の給付とはその根本が異なる。 にもかかわらず、「給付だけが責任ある政策」と主張する政権の姿勢には、持続可能な経済成長への展望が一切感じられない。むしろ、その場をしのぎ、有権者に“恩を売る”かのような政治が繰り返されてきた。 今回の討論会は、物価高という誰もが実感する苦しさに対し、与党が本質的な解決策を示す意思がないことを露呈した場となった。石破首相の発言は、国民の暮らしに寄り添うどころか、その声に蓋をするものだった。
「七面倒くさい日本語」発言に非難殺到 石破首相の自己矛盾に政界と市民が怒り
「日本語が面倒」発言が波紋 石破首相の言動に疑問 7月2日、日本記者クラブ主催の党首討論会で石破茂首相(自民党総裁)が放った一言が、大きな波紋を呼んでいる。外国人労働者の受け入れに関する議論の中で、石破氏は「七面倒くさい日本語、日本の習慣を日本政府の負担によってでも習得してもらい、適法な人に入ってもらう」と発言。外国人に対し、日本語や日本の文化を受け入れるよう求める文脈だったが、その表現が「日本語や文化を軽視している」と強い批判を浴びている。 だが今回、問題視されたのは発言そのものだけではない。石破氏のこれまでの言動との整合性が問われ、「国際的なマナーを欠いた本人に、日本文化の面倒くささを語る資格があるのか」という根本的な疑念が広がっている。 原口氏、小沢氏、神谷氏も一斉に非難 立憲民主党の原口一博衆院議員は、自身のXでこう糾弾した。 >日本語のどこが七面倒くさいというのか?日本の習慣のどこが? また小沢一郎衆院議員(事務所)も、次のように厳しく指弾している。 >日本の言葉や伝統・文化に対する畏敬の念が感じられない。多くの国民を不快にさせ、総理として全くふさわしくない発言である 参政党の神谷宗幣代表も、討論会を振り返ってこう述べた。 > 「ここは私も思わず、『何言うとんねん』と呟いてしまいました」 > 「これはもう過半数割れに持っていくしかない」 「石破氏に言われたくない」SNSでも怒りの声 SNS上では、石破氏の発言に対して痛烈な皮肉や怒りの声が相次いだ。その多くは「ブーメラン」や「自己矛盾」を指摘する内容だ。 > 「言葉遣いも表現も国際的に稚拙な石破が、日本語を面倒って語る資格ある?」 > 「G7で英語すらまともに通じないのに、外国人にだけ日本語の習得を強いるの?」 > 「総理が自国の言語に“七面倒くさい”って言う国、聞いたことない」 > 「国際会議での立ち振る舞いが雑な人に“習慣”を語られてもね…」 > 「文化を守る立場の人間が文化を軽視するとか、もはや国辱レベル」 「文化を支える責任」を忘れた首相 石破氏はこれまで「保守本流」として日本の伝統や国柄を重んじる姿勢を強調してきた。だが今回の発言は、その主張と大きく乖離している。伝統や文化を“七面倒くさい”と切り捨てるような物言いは、保守の名を語るにはあまりに軽率で無責任だ。 さらに、国際舞台において「英語も通じず通訳任せ」「他国の慣習に無頓着」といった過去の振る舞いが指摘されている石破氏に対し、「自分のマナーや言語能力すら棚に上げて、外国人にばかり順応を求めるのはおかしい」とする声が高まっている。 政治家の資質に疑問符 参院選への影響も この発言は、参議院選挙を目前に控えた与党にとって痛手となる可能性がある。支持層の中でも、「言葉の選び方ひとつで日本の品格を損なう」「そもそも日本語や習慣を誇りと感じていないのでは」といった批判が上がり始めている。 石破首相は、外国人受け入れの「現実的な制度構築」を進める姿勢を見せたかったのかもしれない。しかし、その根底に「文化の尊重」や「国民感情への配慮」が欠けていては、いかなる政策も共感を得ることは難しい。 今、問われているのは政策の方向性だけではない。発言と行動、言葉と態度の一貫性。そして、自国の文化に対する敬意と責任感である。石破氏がそれらを自らの発言で損ねたことは、政治家としての根本的な資質に疑問符を突き付けるものと言える。
2万円給付に1.8兆円では足りず 上振れ税収でも財源難、赤字国債回避は困難な現実
“上振れ”の現実は夢物語にあらず――税収の限界が露呈 7月2日に財務省が発表した2024年度の一般会計決算概要によると、国の税収は当初見込みより1兆7970億円上振れた。これは一見すれば「好調」に見える数字だが、与党が掲げる「全国民への2万円給付」を実現するには到底足りない金額であり、財政運営の厳しさが浮き彫りになった。 2万円給付の必要予算は約3兆円台半ば。現時点の税収上振れ分だけでは約半分しか賄えず、残りの財源をどう捻出するのかが焦点となる。石破茂首相は「赤字国債に依存しない」と明言しており、財政規律を保ちながらの給付実現はかなり厳しい情勢だ。 > 「1.8兆円で『足りません』って、もう増税フラグ?」 > 「現金配るのに借金前提じゃ意味がない」 > 「減税すれば済む話なのに、給付に固執するのが謎」 > 「もらう前提で話進んでるけど、財源ないならやめて」 > 「一時給付より恒久的な減税を本気でやってほしい」 上振れの主因は所得税と企業収益 しかし継続性に疑問符 今回の税収上振れの最大の要因は、賃上げや好調な企業収益による所得税と法人税の伸び。特に所得税は約1兆900億円増え、全体を大きく押し上げた。だが、それでも3兆円台の給付を賄うには明らかに力不足であり、財務省関係者からも「構造的に続く税収ではない」との指摘が出ている。 そもそも、「現金給付」という政策自体が、一時的な税収上振れに頼って実施できる類のものではない。給付をすればするほど国債発行の圧力が高まるという矛盾が、今回もまた表面化した格好だ。 政治主導のバラマキ合戦 減税ではなく“給付依存”の限界 問題は、「減税ではなく現金給付」という与党の選択肢そのものだ。特に参院選を控えた時期に、ばらまき的施策が再浮上するたびに「票狙いではないか」との批判が高まる。国民の購買力回復を本気で目指すなら、消費税や社会保険料の引き下げといった恒久的な“可処分所得の改善”を議論すべきだ。 現金給付は一時的な恩恵にすぎず、インフレや生活コストの上昇に苦しむ世帯にとっては焼け石に水だ。財源の裏付けがないまま給付を繰り返せば、結局は国民が将来的に増税という形でツケを払うことになる。 一方で「増税しない、赤字国債も発行しない、でも給付はする」という三重苦のような財政運営は、いよいよ現実味を失いつつある。 赤字国債に頼らぬ方針の限界と、求められる本気の財政改革 石破首相は財政規律を重視し、「赤字国債には依存しない」との立場を崩していない。しかし現金給付を実行するには、他に補助金カットや特別会計の見直しなど、痛みを伴う選択が不可避となる。 本来、こうしたタイミングでこそ「行政の無駄」の洗い出しや、「財源の組み換え」を大胆に行うべきだが、与党内でもそのような議論は表立っていない。むしろ、選挙戦略としての「即効性のある給付策」に傾く空気すら感じられる。 国民の多くは、もはや一時の給付で納得しない。「生活を支える仕組み」そのものが問われている今、政治が短期的な人気取りから脱却できるかが試されている。
公約石破政権が18億円でインバウンド支援拡大へ オーバーツーリズムの現場は悲鳴
オーバーツーリズム拡大でも“さらなる外国人誘致” 石破政権が18億円投入に賛否 すでに限界の観光地にさらなる“追い打ち” 国内の人気観光地でオーバーツーリズムが深刻化するなか、石破政権は新たに18.66億円を投じて外国人観光客の地方周遊や消費拡大を支援する施策を打ち出した。観光庁は「インバウンド受入環境整備高度化事業」の二次公募を6月27日から開始し、全国の自治体や民間事業者などに補助金を出す仕組みを構築する。 しかし、すでに一部地域では交通渋滞、騒音、環境破壊、地域住民との摩擦といったオーバーツーリズムの問題が顕在化しており、「なぜ今さら外国人観光客の“呼び込み”に国費を使うのか」という批判の声も広がっている。 > 「もう住民が限界なのに、さらに税金使ってインバウンド推進って正気?」 > 「オーバーツーリズムで生活圏が荒らされてるのに国が煽ってどうする」 > 「国民が汗水垂らして納めた税金でトイレとEV充電器?誰のための政策?」 > 「インバウンドじゃなくて国民生活の環境整備を先にして」 > 「観光客は一時、住民は一生。その視点が欠けてる」 対象は全国723市町村 整備内容に廃屋撤去も 補助の対象は市区町村、都道府県、観光地域づくり法人(DMO)、観光関連の民間事業者などで、対象となる整備内容は多岐にわたる。中でも目を引くのが以下の取り組みだ。 多言語による案内板や掲示物の整備 外国人観光案内所の新設・改良 公共トイレなど観光施設の魅力度向上 空き家・廃屋の撤去 電気自動車向け急速充電器の設置 これらの事業に対して、通常は経費の2分の1、特定の要件を満たす場合は最大3分の2まで国が補助を行う。申請の受付は2回に分かれており、第1回は7月25日締切、第2回は8月29日となっている。なお、予算が尽き次第終了となる。 “地域振興”という名の予算バラマキか? 観光庁はこの事業について、「観光地の受入環境を高度化し、外国人の地方誘客を図る」としている。しかし、地方住民にとっては「これ以上観光客が増えると生活が成り立たない」との声が後を絶たない。 かつては観光客が「金を落としてくれる存在」として歓迎された時代もあったが、近年は訪日外国人の激増により、インフラや公共マナー、ゴミ、治安といった問題も噴出。住民が肩身の狭い思いをしながら暮らす地域も少なくない。 地方自治体の一部では、「オーバーツーリズム対策に税金を使ってくれ」と要望する声すら出ており、今回の“さらなる誘客支援”には温度差がある。 石破政権の「経済優先姿勢」にも疑問 石破政権は、地域経済活性化や地方創生の旗印のもと、観光による経済効果を重視する姿勢を貫いている。今回の18.66億円も、「観光地の魅力強化」「ICT活用による情報発信の高度化」などを掲げ、外国人観光客を積極的に呼び込むことが目的だ。 だが、国民全体の生活基盤や交通インフラ、住環境が整っていない状態で“外向き”の政策を強行すれば、国内の不満は増幅するばかりだ。 特に、物価高や光熱費の高騰、社会保障の逼迫などで国民の暮らしが圧迫されている今、観光地の「EV充電器」や「外国語表記」に巨額の税金が投じられることには、納得しがたいという声が多い。 住民が疲弊し、地域社会が崩れるようでは“地方創生”など成り立たない。日本の観光戦略は、「数の拡大」から「質の共存」へ、今こそ大きく舵を切る必要がある。
石破首相「消費税には絶対手をつけない」発言に批判続出 給付・減税・賃上げ“全部やる”の矛盾
石破首相「消費税には絶対に手をつけない」 給付も減税も賃上げも…“全部やる”宣言に違和感広がる 「どれもやる」宣言に漂う矛盾 結局、消費税は聖域のまま 7月1日放送の報道番組で、石破茂首相は「給付も減税もやる。ただし消費税には絶対に手をつけない」と強調した。この発言が物議を醸している。物価高騰に苦しむ国民に対し「賃上げ・給付・減税をすべてやる」と前向きな姿勢を見せた一方で、消費税については「社会保障の財源だから触れない」と断言。視聴者やネット上では、その矛盾とご都合主義に疑問の声が相次いでいる。 石破首相は、消費税について「医療、年金、介護、少子化対策の財源。これをいじってどうする」と語り、社会保障財源としての必要性を繰り返し主張した。そのうえで、「迅速に届くのは給付。減税には時間がかかる」とし、当面の対策としては給付を優先する姿勢を強調した。 しかし、番組のキャスターから「減税をしないということですね」と突っ込まれると、「いや、やりますよ。2万円から4万円の減税も実現してます」と主張。加えて、「我々は“103万円の壁”の撤廃を進め、賃上げもやります。困窮世帯には重点的に支援を」と語り、あらゆる手段を並べ立てた。 > 「結局、全部やるって言って何もやらないいつものやつでは?」 > 「消費税にだけは絶対触らない。庶民の声は無視か」 > 「給付と減税の二正面作戦で財源はどこから?」 > 「減税って言っても2〜4万円で物価上昇に勝てるの?」 > 「聖域化した消費税。政治家が一番“手をつけたくない”ものだよね」 “触れられない消費税”という政治の怠慢 石破首相は、「責任ある政府として、社会保障の財源である消費税を減らすわけにはいかない」と語る。だが、すでに高齢者医療や年金制度は不安定であり、少子化対策も成果が見えない現状で「だから消費税は必要」と言われても、納得できる国民は少ない。 特に、物価上昇が続き、家計を直撃している中で、最も即効性のある政策は消費税の減税だ。食料品や光熱費といった生活必需品への課税が家計を圧迫しているのに、それを維持したまま「給付で対応する」というのは、政治の都合にすぎない。 また、給付金は一時的なものに過ぎず、効果は限定的だ。恒常的な支出減、つまり減税の方が生活支援として持続性があるという声は強い。だが政府は、財源問題を盾に消費税を“触れられない聖域”と位置付けている。 財源論の不整合 そのツケは誰が払う? 石破首相は、「減税も給付もやる。賃上げもやる」と言うが、財源の明示はなかった。自民党が「バラマキ」と批判してきた政策を自ら掲げている点についても、整合性が問われる。 一方、共産党の田村智子委員長は「消費税減税はやらないんですね」と問いただし、「我々は財源提案をしています」と切り返した。石破首相は「じゃあ社会保障の財源はどこにあるのか?」と応じたが、答えはすれ違ったままだった。 要するに、政府側は「消費税以外の選択肢を考える気がない」という立場を変えずにいる。しかし、企業に対する減税措置や法人税率の低下を続ける一方で、庶民への消費税だけは据え置くというのは、公平性の観点から見ても問題がある。 政治の責任とは「選ぶこと」 全方位発言では信頼得られず 「全部やる」と言えば聞こえはいいが、政治に求められるのは「何を優先し、何を削るか」の決断力だ。特に財政に限りがある中では、「触れられない領域を作らない」という姿勢が、信頼につながる。 石破首相は「減税は1年かかるから給付を」と述べたが、それは言い換えれば「減税に本腰を入れる気はない」ということだ。政治が「時間がかかるからやらない」と言ってしまえば、制度改革は何も前に進まない。 今こそ、庶民の暮らしに直接関わる「消費税」をどうするか、逃げずに議論する時期だ。政治の“痛みを伴う決断”ができるか否か。それが今問われている。
自民党政権がサモアに1億円支援 医療回診車を引き渡しも「なぜ今?」の声噴出
サモアに1億円の医療支援 自民党政権が回診車を引き渡しも、国内からは「なぜ今?」の声 医療脆弱国サモアへの1億円支援 その内容とは 自民党政権は、南太平洋の島国・サモア独立国に対して、医療体制の強化を目的とした1億円規模の無償資金協力を実施しており、その一環として今年5月30日、医療回診車を引き渡したことが明らかになった。 今回の支援は、令和3年に実施を決定した「経済社会開発計画」に基づくもので、移動式の医療回診車および歯科診療車を提供する内容。医療回診車には血圧計や体温計、簡易診察ベッドなどが装備されており、離島や山間部などの医療アクセスが困難な地域に医師や看護師が赴き、健診や予防接種、妊婦健診などの基本的な医療を提供できるよう設計されている。 この支援は、サモア保健省の要望に基づいたものであり、特に歯科医療分野における若年層の治療需要が高まっている現地の医療課題に対応するものだという。引渡式には、同国のバラシ保健大臣や保健関係者が出席し、日本の支援に対する感謝が表明された。 > 「支援そのものは否定しないけど、日本国内の医療過疎はどうなってる?」 > 「国民には減税せず、海外には1億円ポンと出すのか…」 > 「サモアの医療より、まず離島の日本人の医療確保では?」 > 「援助するなら、ちゃんと日本にどういう国益があるのか説明して」 > 「歯科診療車…うちの市には保健所すらまともにないのに」 支援内容は“人道的” だが日本国民の理解は? 移動診療車の支援は、医師不足や設備不足に苦しむサモアのような国々にとっては非常に有効だ。だが、国内の一部では「なぜ今、それをやるのか」という疑問も根強い。 特に近年、日本の地方や離島においても、産婦人科や小児科などの閉鎖が相次ぎ、「医療過疎」が深刻化している。日本国民が不安を抱える中で、海外支援の金額や優先度に対する疑問が浮上しているのは当然ともいえる。 また、昨今は減税の遅れや物価高によって国民生活が圧迫されている中、外遊先や小規模国家に対する支援に多額の税金が使われるたびに、「国内より国外を優先する政権」との批判が高まっている。 “見返りなき支援”で終わらせない仕組みを 外交上の無償資金協力は、人道支援だけでなく、国際的な信頼醸成や関係強化を通じて、将来的な日本の国益につながる場合もある。だが、それが日本国内に説明されず、単なる「いい人政策」に映ってしまえば、支持は得られない。 重要なのは、「この1億円の支援が日本に何をもたらすのか」を政府が明確に説明することだ。例えば、現地で日本の医療技術や機材が使われることが、企業の販路拡大や人材交流につながるのかといった“国益の視点”が問われている。 「援助は善行だ」という前提だけでなく、「国民にとっても意味がある支援である」ことを、きちんと見せていく努力が不可欠だ。 支援は“責任”を伴ってこそ意味を持つ 日本はこれまで多くの国々に対して医療、インフラ、教育分野の支援を行ってきた。その実績自体は誇るべきものだが、それと同時に、国民の生活とのバランスを取ることもまた重要だ。 今後の無償資金協力においては、支援の目的・金額・国益・成果をより丁寧に説明し、国内外の信頼をともに築く透明な外交が求められる。善意の支援であるからこそ、「責任ある説明」が、政治には欠かせない。
公約南海トラフ地震対策が改定 205指標で死者8割減へ 自治体と現場はついていけるか?
南海トラフ地震対策計画を改定 死者8割減へ政府が“本気”の205指標 進捗は毎年監視 死者29万人想定に再び挑む 「絵に描いた餅」脱却なるか 政府の中央防災会議は、南海トラフ巨大地震への備えとして10年ぶりに対策計画を抜本的に改定した。改定された「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」では、10年以内に想定死者数を現在の約29万8千人から約8割減らし、建築物の全壊棟数も約235万棟から約5割減らすという、大胆な目標を再び掲げた。 この目標自体は、2014年(平成26年)の初版計画と同様だが、当時は1~2割程度の削減にとどまり、実効性への疑問がくすぶっていた。今回は目標達成のために、施策の進捗を可視化する「指標」をこれまでの4倍、205項目にまで拡大し、毎年の進行状況を監視・公表する仕組みを取り入れた。 > 「また『目標だけ高くて中身スカスカ』じゃないよな?」 > 「前回も8割減って言ってて結局2割も減らなかったじゃん」 > 「数字遊びじゃなくて地域の現実見てくれ」 > 「避難所にトイレすらないのに205指標?机上の空論では」 > 「民間任せにせず政府が金も人も責任も出すべき 防災行政において「数字目標」が踊ることは少なくないが、今回は毎年のモニタリングを通じて地域ごとの進捗状況を見える化する。机上の計画で終わらせない意思が、一定程度は反映された形だ。 震度分布・津波範囲が拡大 723市町村が対象に 今回の改定は、2024年3月に有識者会議が示した新たな被害想定に基づいている。震度分布や津波浸水範囲が拡大された結果、これまで対象外だった神奈川県綾瀬市や熊本市、長崎市など16市町村が新たに「地震防災対策推進地域」に追加指定され、対象は計723市町村へと広がった。 津波避難対策特別強化地域については変更はなく、14都県139市町村が対象。だが、国としては今後さらにエリアの見直しや施策の重点化を進める可能性を示唆している。 特に、地形や人口密度に応じた対策強化が必要な都市部や、災害弱者の多い地域では「避難手段の確保」が最重要課題とされる。地方自治体や民間企業、医療・介護施設などが連携し、避難支援の仕組みを再構築することが求められる。 命を守る・命をつなぐ 2本柱で施策を分けて監視 今回の改定では、防災施策を「命を守る」と「命をつなぐ」の2本柱に分類し、それぞれの柱ごとに重点指標を設けて進捗を厳密に管理する方針だ。 たとえば以下のような指標が設定された。 最大級の津波に対応した避難訓練を実施した市区町村の割合を100%(令和12年まで) 耐震性が不十分な住宅の解消(令和17年まで) 津波避難タワーなど避難施設の整備率を45%以上(令和12年まで) スフィア基準(国際的な避難所環境指標)を満たす備蓄の充足率100%(令和12年まで) 特に「命をつなぐ」観点では、避難所での関連死を防ぐトイレ・水・医薬品の備蓄などが重視されている。過去の災害でも「避難後に命を落とす」事例は少なくなく、震災後の生活を見据えた対策の重要性が再認識された。 地方と民間に責任転嫁せず、国の本気度が試される 政府の基本計画改定を受け、対象自治体やライフライン事業者は個別計画の見直しを迫られることになる。その際には、国の支援と責任が鍵になる。 地方任せ、民間任せの体制では、「金がない」「人がいない」で計画が絵に描いた餅に終わる可能性が高い。政府が主導して災害対策費を配分し、進捗に応じたインセンティブ設計や厳格なチェック体制を構築できるかどうかが問われる。 石破茂首相は1日の関係閣僚会議で「1人でも多くの命を救うには国、自治体、企業、NPOなどさまざまな主体が総力を結集すべきだ」と述べた。だが、求められているのは「協力」よりも「責任」の所在の明確化だ。 数字を並べて自己満足に終わるのではなく、現場が本当に動ける仕組みに変える。その覚悟があるかどうかが、改定計画の本気度を測るバロメーターになる。
石破茂首相が「2万円給付は年内」と明言 減税より迅速性を優先する自民の狙いとは
石破首相が「年内に現金2万円給付」を明言 迅速性を理由に減税論を牽制 物価高対策で2万円給付 自民の選挙公約に込められた政治的意図 「減税より現金給付」再び?国民の不満と冷めた反応 “選挙のための現金バラマキ”批判は避けられるか 石破茂首相は、1日放送のテレビ番組に出演し、参議院選挙に向けて自民党が掲げる経済対策として「国民1人あたり2万円の給付金」を年内に実施する方針を明言した。多くの野党が主張する「消費税の減税」案に対し、「制度変更には1年近くかかる」と指摘し、現金給付の「迅速性」をアピールした格好だ。 これにより、与党は短期的な物価高対策として、迅速に効果が見える政策を打ち出し、選挙戦での支持固めを狙う構えだが、一方で「減税を避ける口実ではないか」との批判も根強い。かつて同様の給付金政策が一時的な効果に終わったこともあり、国民の目は厳しくなっている。 2万円の現金給付、年内に実施? 減税案を牽制する発言 石破首相が番組内で語ったのは、自民党が参院選で掲げる「物価高対策」の中核にあたる2万円の一律給付案だ。本人は「年内に届くよう想定している」と明言。物価高に直面する国民の生活支援策として、「迅速に支給することが重要」と繰り返した。 さらに、消費税減税については「制度上の手続きに時間がかかる。実際に店頭価格に反映されるまで1年くらいかかる」とし、効果の即効性に疑問を呈した。これにより、減税よりも給付のほうが「スピーディーで現実的」という認識を示した形となった。 だが、この発言は裏を返せば、減税への消極姿勢の表れでもある。すでに複数の野党が「消費税の一時的な減税」や「インボイス制度の撤廃」を主張するなかで、自民党は一貫して「バラマキ型の給付」で対応しようとしており、政権の本音が透けて見える。 有権者の受け止めは冷ややか 「減税こそが根本対策」の声 SNS上では早くも様々な反応が飛び交っているが、「また一時金でごまかすのか」という批判的な声も少なくない。 > 「一時金じゃなくて恒久的に税金下げてくれ」 > 「2万円なんてすぐ消える。減税すれば毎月ラクになるのに」 > 「どうせ選挙終わったら音沙汰なしでしょ」 > 「迅速って言えば何でも通ると思ってるのか?」 > 「年金や保険料上がる分を考えたらマイナスじゃん」 これらの投稿からも分かるように、現金給付に対する国民の“学習効果”が高まっている。特にコロナ禍以降、給付金政策が繰り返されてきたものの、根本的な物価抑制や生活安定にはつながっていないとの実感がある。 多くの国民が求めているのは、可処分所得の継続的な向上であり、消費税や社会保険料といった日常的な負担をどう軽減するかに関心が向いている。一時的な2万円では生活の抜本的改善には結びつかない、という指摘は無視できない。 選挙対策か経済政策か 「給付金政治」の限界 給付金政策が繰り返される背景には、やはり選挙との密接な関係がある。現金を直接配布することで短期的な「支持率アップ」を狙う構図は、もはや常套手段となっている。だがその一方で、「財政の持続性」「公平性」「効果の薄さ」など、課題も山積している。 そもそも2万円の支給には数兆円規模の予算が必要になる。財源をどう確保するのか、また国債発行に頼れば物価や金利にどう影響するのかといった議論はほとんど表に出てこない。さらに「一律支給」では、高所得層にも同額が支払われる仕組みとなるため、所得再分配としても不完全だ。 一方、消費税の減税やインボイス制度の撤廃であれば、中小事業者の負担軽減や個人消費の刺激といった“持続的効果”が期待できる。事務手続きの煩雑さを理由に一蹴するのではなく、制度設計を簡素化する工夫こそが政治の役割ではないのか。 今問われるのは「スピード」ではなく「方向性」 「迅速に」「年内に」といった言葉で耳当たりよく装飾される政策の陰で、根本的な改革は先送りされている。だが、物価高、少子化、増税のトリプルパンチに苦しむ国民が本当に望んでいるのは、「目先の現金」ではなく「生活の安定」である。 石破政権がこのまま給付金頼みの短期的対処を続けるならば、参院選後の政局に影を落とすことは避けられない。消費税減税やインボイス廃止といった構造的な議論を避けたまま、「2万円」で買えるのは一瞬の期待と冷笑だけだ。
トランプ氏が日本へ関税30%超を警告 自動車業界への打撃と日本政府の対応に注目
トランプ氏が示唆する日本への高関税 交渉拒否の強硬姿勢に波紋 日本との貿易交渉は暗礁に 「強硬すぎる」とトランプ氏が批判 対日赤字を名目に“懲罰的関税”へ? 揺さぶられる日米経済関係 関税30%超の可能性 日本国内に不安と怒りの声 米国のドナルド・トランプ前大統領が再び日米関係に激震を走らせている。2024年大統領選で共和党の有力候補に返り咲き、現職のバイデン政権に代わる可能性が現実味を帯びるなか、日本に対する高関税を突如として示唆。7月9日を期限とした関税措置の一時停止を延長しないと明言し、日本に対して30〜35%もの懲罰的関税を課す姿勢を打ち出した。 トランプ氏の発言は、大統領専用機内で報道陣に語られたもので、「交渉はまとまりそうにない。日本はとても強硬だ」と語り、7月9日以降は関税の上乗せ停止措置を解除すると警告した。「われわれが決める30%、35%の関税を払ってもらう」とも述べ、日本の対応次第では大幅な関税引き上げが現実となる可能性がある。 自動車を巡る交渉で膠着 日本車に25%関税の可能性 日米間で焦点となっているのが、自動車を中心とした貿易交渉である。特に米国が問題視しているのは、巨額の対日貿易赤字だ。米国にとって、日本からの輸入の多くは自動車関連製品であり、米自動車産業の保護を掲げるトランプ氏の立場からすれば、関税引き上げは選挙向けのパフォーマンスとしても有効なカードとなる。 日本側は交渉の場で、自動車関税の見直しを強く求めている。6月27日と28日には赤沢亮正経済再生担当相が訪米し、ワシントンで7回目となる閣僚級交渉を行ったが、成果は乏しかった。米側はベセント財務長官を通じて、「不公平な取引は受け入れない」という大統領の方針を強調。対話は平行線をたどっている。 経済より選挙? “関税爆弾”の背景にあるトランプ流の戦術 トランプ氏の一連の発言は、日本に限らず複数の貿易相手国に向けた牽制の意味合いも強い。インドとの貿易協議については「近く合意に達する」と前向きな発言をした一方で、日本や韓国、ドイツといった赤字国に対しては高圧的な態度を崩していない。大統領再選を見据えた“アメリカ・ファースト”の再演にほかならず、経済合理性よりも政治的アピールが優先されている構図だ。 トランプ氏が導入を進めた相互関税制度は、基本関税として10%を一律に課した上で、国別に貿易赤字などを考慮して上乗せ分を定めた仕組みとなっている。現在はこの上乗せ分の適用が7月9日まで停止されているが、今回の発言によって日本は猶予期間の終了後、実質的に30%以上の関税を課される可能性が出てきた。 経済界への影響は計り知れない。特に自動車業界は、部品のサプライチェーンが国際化されており、関税引き上げによる影響は日本国内にとどまらず、米国内の自動車工場や労働者にとっても打撃となる。にもかかわらず、トランプ氏は支持基盤である中西部の“ラストベルト”に向けて、関税を強化することで製造業回帰をアピールしているのだ。 国益より迎合か 日本政府の対応に国民からも疑問の声 こうしたトランプ氏の恫喝まがいの交渉術に対して、日本政府がどこまで毅然と対応できるかが問われている。現政権は、米国との協調を最優先とし、トランプ氏に対してもこれまで配慮的な姿勢を取り続けてきた。しかし、相手が一方的な強権姿勢を取る中で、譲歩ばかりでは国益を損なう恐れがある。 すでにSNS上では、政権の対応に対して冷ややかな視線も向けられている。 > 「交渉する気がない相手に媚びて何になるのか?」 > 「日本が舐められてる証拠だよ。毅然と対抗関税を準備すべき」 > 「いつまでアメリカの言いなりなんだ。経済主権はどこへ行った」 > 「選挙のために日本が利用されてるだけ」 > 「減税どころか、物価高で追い詰められてるのにこれ以上負担を増やすな」 トランプ政権の再来が現実のものとなれば、日本の経済と外交は大きな試練に直面する。国内の物価上昇が続くなか、30〜35%という関税負担が企業や消費者に転嫁される事態になれば、日本経済への打撃は避けられない。 もはや問われるのは、「米国にどう歩み寄るか」ではなく、「理不尽な要求にどう立ち向かうか」である。日本が独立国家としての意志を示すことができるのか。今後の政府の交渉力が、国民生活そのものを左右する局面に差しかかっている。
公約「国家サイバー統括室」が始動 能動的サイバー防御の司令塔、石破首相が“国家の安全保障”と位置づけ
内閣官房に「国家サイバー統括室」新設 対処から予防へ転換 2025年7月1日、政府は「能動的サイバー防御」の中核を担う新組織「国家サイバー統括室」を内閣官房内に設置し、総理大臣官邸で発足式を行った。石破茂首相は式典で職員に対し、「国家・国民の安全と繁栄を守るため、魂を込めた仕事をしてほしい」と述べ、サイバー空間における戦いの最前線であることを強調した。 これまでの日本のサイバー防衛は、どちらかといえば受け身の「対処型」が中心だった。だが、政府は近年増加する国家主導のハッキングや重要インフラへの攻撃に対応するため、先制的かつ能動的な防御措置を講じる法整備を進めてきた。国家サイバー統括室の設置は、その司令塔としての役割を担うもので、いよいよ本格的な運用が始まったことになる。 石破首相は発足式で次のように語った。 > 「サイバー脅威はもはやITの問題ではなく、国家安全保障の根幹にかかわる重大な課題だ。すべての経済活動と国民の生活が、サイバー空間に依存している以上、予防的かつ迅速な対応が必要だ」 “組織は人なり” 石破首相が職員に訓示 石破首相はさらに、「組織は人なり。制度や法だけで国は守れない。その魂をどう吹き込むかは皆さん一人一人にかかっている」と職員に訓示し、高度な専門性と覚悟を求めた。 新組織では、国内外のサイバー脅威の情報を一元的に集約し、政府機関・重要インフラ・民間企業との連携を強化。さらに、国際的なサイバーセキュリティ基準にも準拠した防衛体制の構築を目指す。 石破政権の安全保障政策は、従来の防衛分野にとどまらず、経済安全保障や情報戦分野にも力を入れている。中でも「サイバー空間」は、新たな戦場として最重要課題のひとつに位置づけられている。 > 「防衛費だけ増やしても意味がない。サイバーで国家機能が止まる時代に入っている」 > 「サイバー統括室?遅すぎたくらい。やっと本腰入れたかという感じ」 > 「攻撃されたら反撃も選択肢に入るべき。専守防衛の時代じゃない」 > 「技術がないのに防ごうとしても無理。若者の育成が最優先」 > 「何でもかんでも“秘密”にして、国民の監視だけ強化しなければいいが…」 年内に新戦略策定、サイバー安保は“実力主義”へ 発足に先立って行われた「サイバーセキュリティ戦略本部」では、総理を本部長、全閣僚を構成員とする体制が新たに整えられた。石破首相は関係閣僚に対し、年内を目途に新たな国家戦略の策定と、法律に基づく運用体制の整備を進めるよう指示した。 重要インフラに関わる企業や官公庁への攻撃が実際に増えており、これまでのような“対応待ち”では危機に対処できないという共通認識が背景にある。政府は国家機関だけでなく、通信、エネルギー、金融などの重要インフラ企業に対しても、強制力ある対応を促していく方針だ。 > 「米中露が国家単位でハッキングしてる時代、日本だけ無防備だった」 > 「本当に人材がいるのか?カタカナ部署作って満足してないか?」 > 「警察や自衛隊、民間の力をどうやって横につなげるかがカギ」 平デジタル相「イマジネーション持つ人材が必要」 平デジタル担当大臣は、閣議後の記者会見で「サイバー攻撃の影響を事前に想像でき、先回りして動けるような人材を育てたい。官民の連携を進めて、国全体で危機に備える感覚を共有していく必要がある」と述べた。 だが実際には、専門人材の育成や流出防止が進んでいるとは言い難い。高いスキルを持つ人材ほど民間に流れる傾向があり、官庁に定着させる仕組みの確立も喫緊の課題となっている。 サイバー空間は“戦場” 憲法・法律との整合も今後の課題に 今回の「能動的サイバー防御」では、相手側の通信を事前に傍受・遮断することも選択肢に含まれる。こうした手法は、従来の通信の秘密や表現の自由との兼ね合いで議論を呼ぶ可能性もある。 特に、日本ではスパイ防止法すら存在せず、国家機密や安全保障に関する情報がダダ漏れの状態にある中、サイバー空間での戦いに勝てるのか、という根本的な疑問も残る。 真の国家防衛を目指すなら、サイバーに限らず、情報・諜報・経済安保といった総合戦略の整備が不可欠だ。今後の法制度との整合性や国民の理解も、鍵を握るだろう。
石破首相が米政策を大転換 「令和7年産から増産」表明も、田植えはすでに終了―現場の声は冷ややか
米価の安定化へ向けた「新たな米政策」始動 石破茂首相は1日、政府の「米の安定供給等実現関係閣僚会議」で、米の価格高騰を抑えるため、令和7年産(2025年秋収穫)からの増産に踏み切ると表明した。「不安なく増産に取り組める新たなコメ政策に転換する」との方針を打ち出し、これまでの抑制策からの方向転換に踏み込んだ。 首相は、「随意契約の導入や小売への直接売渡しを進めた結果、平均価格は3801円となり、3000円台に抑える成果が出ている」と成果を強調した上で、「小泉農水相には引き続き、米価の安定に全力で対応してほしい」と訴えた。 だが、こうした発言の裏で、現場の農家からは早くも「期待よりも疑念」の声が上がっている。 田植えはすでに終了、「増産」と言われても現場は動けない 首相が「今年産からの増産」と明言したにもかかわらず、すでに全国の田植えは6月時点でほぼ終了している。現実的に「今から増産に転じる」というのは不可能に近く、農家の中には「言葉だけが先行している」と困惑する声もある。 > 「田植えが終わってるのに今年増産って、どうやって?何の説明もない」 > 「現場のスケジュール感を全く理解してない政治判断にしか見えない」 > 「今さら増産と言われても肥料も資材も高騰してて、動ける余裕はない」 > 「結局、数字だけいじって“やってます感”を演出してるだけじゃないの?」 > 「来年の話ならまだ分かる。今年のことなら、もう手遅れです」 田植えは春から初夏にかけて一気に行われ、7月には生育期に入る。いくら「増産」と言われても、今から面積を増やすことは現実的ではない。政策と現場の時間軸がずれていることに、多くの関係者が戸惑っている。 農業関係者からは「今年産に関しては、増産という言葉より、実際の収量をどう最大化するか、収穫後の買い取りや価格調整策を具体的に示すべきだった」という声も出ている。 構造の見直しと統計の修正へ 一方で、石破首相は価格高騰の背景を「構造的課題」としても指摘。流通経路の偏り、作況指数の制度疲労など、過去の統計と実態のズレを認め、「作況指数の廃止」「収穫量の把握方法の見直し」「流通の可視化」など、農政の根本的な制度改革にも着手する構えを見せた。 これまでの統計が「需要減・過剰供給」といった旧来の前提に引きずられていた可能性もあり、それが意図せず価格操作や不公平な市場形成につながっていたとの見方もある。 > 「数字いじってコントロールする時代はもう終わりにしてほしい」 > 「農業は生活の根幹、株式みたいに“操作”していい分野じゃない」 価格統制の陰で損をしたのは消費者だけではなく、誠実に生産を続けてきた農家も同様だった。 増産政策の行方と問われる政権の真意 今回の表明を受けて、政権は「新たな米政策」へ本格的に舵を切るとするが、現場の不信感は根強い。米の消費量が年々減少している中、単純な増産が果たして正解なのか、それとも新たな過剰在庫を生むのかという議論も始まっている。 さらに、農政全体に広がる問題として「実需との乖離」もある。消費の多様化やパン・麺類などの台頭により、コメの需要は毎年1%程度減っている。増産が単なる数量の上乗せでしかない場合、それはまた新たな価格崩壊を呼ぶ“負のループ”を生む危険すらある。 石破政権が目指すのは、あくまで「適正な備蓄」「安定価格」「農家所得の確保」の三本柱による安定政策。だが、その実現には、場当たり的な表明ではなく、現場との連携、制度の持続性、そして市場への信頼回復が不可欠だ。 米価政策の信頼回復なるか コメは単なる農産物ではない。国民の主食であり、日本の文化であり、食卓の中心にある存在だ。その米が「高くて買えない」「作っても儲からない」と言われるようでは、国の食料安全保障など絵に描いた餅にすぎない。 今回の政策転換が、過去の農政失策を乗り越える一歩になるのか、それともまたしても机上の空論で終わるのか。石破政権の“本気度”が問われている。
石破政権、バングラデシュに920億円の円借款 鉄道複線化支援で“地域連結”を後押し
920億円の巨額支援、その目的は「連結性」 石破政権は、バングラデシュへの支援として、920億7,700万円もの円借款を実施する方針を明らかにした。これは、首都ダッカ近郊から西部イシュルディに至る鉄道路線の複線化事業(第一期)を対象としたもので、日本の国際協力機構(JICA)が6月27日、現地で同国政府と貸付契約に調印した。 この支援の目的は、鉄道の輸送能力を大幅に引き上げることで、バングラデシュ国内の物流を円滑にし、さらにインドやネパールなど周辺国との「地域連結性」を強化することにあるとされる。JICAはこの事業が、同国の社会経済の発展や地域全体の安定にもつながる重要なインフラ投資だとしている。 > 「また海外に数百億?日本のインフラもボロボロなのに」 > 「バングラデシュの鉄道を整備して日本に何の得が?」 > 「インド洋戦略の一環なら分からなくもないけど」 > 「どうせ返済されない円借款でしょ」 > 「鉄道整備で中国に対抗する意図もあるのでは」 借款の仕組みと“据置10年”の重み 今回の借款は、総額920億7,700万円。償還期間は30年で、そのうち10年間は元本の返済を猶予する“据置期間”が設定されている。これは、受け入れ国が開発インフラから経済効果を得るまでの時間的猶予を考慮した仕組みだ。 調達条件は「一般アンタイド」。つまり、資材や人材の調達にあたって特定国に限定されず、国際競争入札が基本となるが、日本の技術や企業が参画する余地は依然として大きい。事業内容としては、鉄道の複線化に加え、橋梁や駅舎の建設、信号通信システムの整備などが含まれる。 しかし、借款はあくまで「貸付」であり、返済を前提とするものである以上、将来的な返済能力や為替リスクも無視できない。また、現地政府の汚職や予算管理の不備により、円借款の効果が減じられるリスクもある。 > 「返してもらえるのか?って疑念が拭えない」 > 「据置10年ってことは、事実上の“支援金”に近い」 > 「そもそも日本が貸してる金、どこで監視してるの?」 > 「ちゃんと回収してるならいいけど、なあなあの関係は困る」 > 「他国支援するなら国内インフラの補修も同時にやってほしい」 外交・経済戦略としての意味はあるのか 今回の鉄道事業は「バングラデシュのための支援」であると同時に、「日本のための外交・経済戦略」としての側面も色濃い。インド洋からアジア内陸部にかけての交通網強化は、中国の「一帯一路」に対抗する「自由で開かれたインド太平洋」構想にも通じる要素を含む。 また、日本企業が現地の鉄道整備に関わることで、建設・設計・保守など長期的なビジネスチャンスにもつながる。さらに、現地での日本の技術浸透は、将来的な親日感情の醸成や人的ネットワーク形成の基盤ともなりうる。 とはいえ、日本国内でもインフラ老朽化が問題視される中、海外支援に巨額の税金を投じることへの批判が出るのは当然のことだ。政府はその見返りや成果を、国民に対して明確に示す必要がある。 「援助ありき」ではなく「国益ありき」の支援に 海外支援は、決して慈善ではない。そこには明確な国益と戦略が伴っている必要がある。今回のような円借款が本当に意味を持つためには、単に「貸した金額」や「完成したインフラ」ではなく、「日本が何を得たか」「どう還元されるか」を明確にすることが求められる。 現地での成果に加え、工事や運営にどれだけ日本企業が関与するか、日本製品や技術の採用がどれほど見込めるか――こうした“見える国益”の説明なくして、巨額支出の正当化は難しい。 > 「戦略的援助は否定しない。でも“戦略”が見えない」 > 「何を得られるのか説明してくれれば納得できるのに」 > 「インド太平洋構想の一環ってならまだ理解できる」 > 「バラマキではなく“投資”に見える支援をして」 > 「国民が納得できる援助じゃないと、支持されない」 石破政権には、支援の「出口戦略」を明示し、成果を具体的に国民へ報告する義務がある。“国際協力”の美名の下で、結果的に税金が回収不能となるようでは、日本の信頼もまた揺らぐ。支援は国益あってこそ。今後の説明と運用が、政権の真価を問うことになる。
公約石破首相、ISSと交信「宇宙開発を国家戦略として強力に推進」大西飛行士と意見交換
石破首相、ISSと交信 宇宙開発「国家戦略として推進」へ加速 大西卓哉船長と直接対話 首相とISSを結ぶ夜の交信 石破茂首相は6月30日夜、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人宇宙飛行士・大西卓哉さんとオンラインで交信を行った。会場となったのは首相公邸のホール。対話はISS内の日本実験棟「きぼう」と直接つながれ、首相は「ISSでの成果を最大化し、知見を継承することが重要だ。宇宙開発は国家戦略として、米国を含む関係各国と連携しながら強力に推進していく」と強調した。 この交信には、宇宙政策担当の城内実大臣のほか、宇宙飛行士の金井宣茂さんも立ち会い、日本の宇宙政策の「顔ぶれ」がそろう形となった。 日本の宇宙政策はこれまで技術開発に注力してきたが、今回の首相の発言には「実用化・民間活用への本格的なシフト」としての政治的意思がにじむ。特に、宇宙空間の安定利用や、月・火星への有人探査に向けた国際協力が重視されている今、首相自らが旗振り役を務める構図は珍しい。 「人類社会への貢献」大西飛行士が決意 現在ISSに滞在中の大西卓哉飛行士は、3月に民間企業スペースXの宇宙船により打ち上げられた。日本人としては3人目のISS船長に就任しており、その責任は重大だ。 交信の中で大西氏は「日本の代表としての誇りと責任を胸に、大任を全うし、人類社会の発展に貢献したい」と、地球を周回する宇宙ステーションから力強く応えた。地上からは拍手が起こり、交信を見守っていた関係者や報道陣にも感動が広がったという。 > 「ISSと首相公邸がつながる時代になったのか…すごい」 > 「石破さんの宇宙政策、想像以上に本気で驚いた」 > 「日本の飛行士が船長だなんて、もっと報道されるべき」 > 「宇宙を“外交”の場にしている感じが新しい」 > 「こういう地味に重要な動きにこそ、もっと注目してほしい」 日本の宇宙戦略と今後の展望 日本は、2020年代後半に月面基地構想「アルテミス計画」への参加を通じて、有人月面探査に関与する方針だ。既に小型ロケットの開発支援や、月探査車(ローバー)の民間実用化も進みつつある。 また、防衛や災害対応分野においても、宇宙からの観測・監視機能は不可欠なインフラとなっており、宇宙政策はもはや“研究分野”ではなく“安全保障・経済成長・外交”の3本柱を担う国家戦略として再構築されつつある。 石破首相はこれまでも、科学技術の研究開発に理解を示してきたが、首相就任後の今回の交信は「象徴的な一歩」として、政界内でも注目されている。 「宇宙×政治」から始まる未来への布石 交信という一見地味なイベントに見えて、その背後にある意図は深い。宇宙開発は今や、国家間競争だけでなく、企業間競争の舞台でもある。日本がいかにして存在感を発揮していくか。石破首相の姿勢には、「国策」としての本気度が垣間見えた。 同時に、国民的関心を高めるための広報戦略としても、今回の交信は効果的だったと言える。ISSの「日常」から感じられる未来技術の片鱗が、国内の若者たちの科学技術分野への関心を高める起爆剤となるかもしれない。
国税収が75兆円台で過去最高更新へ 物価高と好業績で税収増も、なぜ減税されないのか?
国税収75兆円台に到達へ物価高と好業績で過去最高を5年連続更新 なぜ減税は行われないのか? 消費税・法人税がけん引 2024年度税収、75兆円超の見通し 2024年度の国の一般会計における税収が、過去最高となる75兆円台前半に達する見通しとなった。2023年度の72兆761億円を上回り、これで5年連続の過去最高更新となる。 背景には、物価上昇にともなう消費税収の拡大と、企業業績の回復による法人税収の伸びがある。財務省は週内にも決算見込みを発表する方針であり、上振れ幅は約1.8兆円と見られている。 これにより、2023年度に引き続き、税収の伸びは止まるどころか加速している。政府は2023年11月時点で2024年度の税収を73兆4350億円と見込んでいたが、結果はこれを大きく上回る形となった。 > 「税収過去最高って…じゃあなんで増税の話が出てるの?」 > 「物価高の恩恵を国が全部吸い取ってる気がする」 > 「消費税で稼いでおいて還元なし?減税は?」 > 「法人税が伸びてるなら中小企業の支援にまわせよ」 > 「増税も給付も結局“取って配る”ばかり。まずは取る額を減らせ」 消費税収は物価高の“副作用” 国民負担の増大が続く現実 今回の税収増のうち、とりわけ大きな寄与をしたのが消費税だ。資源高による製品価格の上昇、サービス価格の値上げが続き、家計の負担が増している中、消費税収は逆に伸び続けている。 2023年後半から物価上昇に一定の落ち着きが見られるものの、食品や日用品など生活必需品の価格は高止まり。所得の伸びが価格上昇に追いつかない家庭にとって、消費税の負担は実質的な「増税」とも言える。 賃上げによって消費が持ち直しているとの見方もあるが、内実は物価に押されて“消費せざるを得ない”場面が多い。結果として、国民は苦しみ、国は潤うという逆転現象が起きている。 にもかかわらず、消費税率の引き下げは議論すらされておらず、むしろ防衛費や社会保障の財源確保を理由とした増税議論が先行している。これに不満の声が噴出するのは当然のことだ。 法人税も堅調 大企業の業績回復が税収を押し上げる 法人税収も税収増に大きく貢献した。2025年3月期決算では、電機業界や小売・サービス業界などを中心に業績が好調で、上場企業の多くが最終利益を伸ばしているという。 とりわけ、東京証券取引所に上場する企業の利益拡大が顕著であり、SMBC日興証券の分析でも、回復基調は来年度も継続するとみられている。 しかし、ここにも構造的な問題がある。大企業の法人税は増加しているが、中小企業や個人事業主にとっては、原材料費やエネルギーコストの高騰が続いており、「税金を払えるほど利益が出ていない」という現場の声が多い。インボイス制度の導入も重なり、現場の疲弊は深刻化している。 今後、好業績企業への課税で得た税収をどう配分するのか。単に赤字国債の発行抑制や防衛費への充当に使うだけでなく、中小企業や現役世代への「減税」という形で還元することこそが、実効性のある経済政策となるはずだ。 なぜ減税しないのか?「取りっぱなし国家」に広がる疑念 5年連続で過去最高を更新した税収。だがその一方で、減税は行われず、家計負担の軽減策として政府が行ってきたのは、「定額減税」や「一時金給付」などの“バラマキ型”政策が中心だ。 これらの政策は即効性があるように見えて、制度設計が複雑で周知も不十分。実際に「控除漏れ」や「手続き負担」の声も少なくない。なにより、根本的な負担軽減にはなっていない。 日本では、所得税や法人税の累進性が崩れ、消費税という「逆進性の高い税」が財政の中心に据えられた結果、相対的に低所得者層の税負担が重くなっている。こうした歪みを是正する手段として、減税が求められる局面にあるにもかかわらず、政府・与党は消極姿勢を貫いている。 > 「税収増えてるのに減税しないって何?」 > 「取るだけ取って、“財政厳しい”の一点張り」 > 「減税すれば景気も回復するっていつになったら気づくの」 > 「政治家にとっては“税金が増える=手柄”なんだろうね」 > 「だったらまずインボイス廃止しろって話」 税収の増加が「国の財政が健全になっている証拠」だと語られる一方で、その恩恵が国民にまったく還元されない構図は、政と民の距離を広げている。今こそ求められるのは、無駄を省いたうえでの減税であり、単なる“取って配る政治”からの脱却だ。
公約石破首相「安倍元首相の志を継ぐ」 改憲訴え、外交姿勢も継承 自民党内に再び保守結集の動き
安倍元首相を偲び、“改憲”と“国際地位向上”を引き継ぐ宣言 6月29日、東京都内で「安倍晋三元総理の志を継承する集い」が開かれ、石破茂首相は憲法改正を含む安倍晋三元首相の政策的遺産の継承を強く訴えた。 >自衛隊とは何か、国家の独立とは何か──。安倍氏が問いかけたその思いを、勇気と真心を持って国民に訴えていく。それがわれわれの責務だ 石破首相は、安倍氏が在任中に掲げていた憲法改正、特に自衛隊の明記について、選挙後も引き続き訴えていく姿勢を明確にした。併せて「わが国の国際社会での地位は安倍政権下で大いに向上した」と評価し、その外交姿勢も継承していく考えを強調した。 保守系論客・櫻井よしこ氏も危機感「敗北すれば自民党壊滅の一歩」 呼びかけ人として登壇したジャーナリストの櫻井よしこ氏は、来月の参院選の行方について言及。 >敗北すれば自民党壊滅の第一歩になりかねない と強い危機感を示し、保守政治の結集を呼びかけた。 安倍元首相の思想と政治姿勢を「志」として言語化し、それを旗印にすることで党内の再結束を目指す動きが、旧安倍派を中心に続いている。 3年経っても色濃く残る影響力 昭恵氏「今も語られることに感謝」 安倍氏の妻・昭恵さんは >3年たっても思い出してもらい、語ってもらえることはうれしく、主人も感謝していると思う と語り、安倍氏の政治的影響力が今も色濃く残っていることを感じさせた。 会合には岸田文雄前首相や萩生田光一元政調会長など旧安倍派の中核議員も出席。保守派の再結集と、選挙を前にした党内世論の引き締めを図る狙いも見える。 “志の継承”を訴える一方で問われるのは未来への道筋 「志の継承」は重みある言葉だ。しかし、その「志」が具体的にどのような社会像や政策に結実するのか。単なる過去の再演ではなく、国民の課題にどう向き合っていくのかも問われる。 自民党は現在、物価高や外交安保、少子化対策など多くの難題を前に「安倍政治の延長線」だけでは立ち行かない現実にも直面している。「継承」と「刷新」のバランスをどう取っていくのかが、今後の政権運営の焦点となる。
「減税か給付か議論しない」石破首相の姿勢に批判噴出 参院選最大の争点から逃げる“無責任政治”
「議論しない」と明言した首相 問われるのは責任感 物価高と生活苦が続くなか、石破茂首相が「減税か給付かという議論をするつもりはございません」と発言し、波紋が広がっている。消費税を下げるか、現金給付で支援するか——これは今回の参院選の最大争点の一つであり、有権者の生活と直結するテーマだ。 それにもかかわらず、議論そのものを拒否した首相の姿勢に対し、国民の間では「責任放棄」「説明回避」「民主主義の否定」といった厳しい声が噴出している。政府の役割は、課題に対して是非を判断し、必要ならば政策を転換することだ。その入り口である「議論すらしない」と言い切ることは、国民の声を完全に無視した対応であり、極めて無責任である。 > 「議論しないなら、政治家なんていらない」 > 「争点から逃げて、国民に何を訴えるつもり?」 > 「生活が苦しいって声が聞こえてないのか」 > 「自民党は“議論拒否”が癖になってる」 > 「国民に寄り添う気がないなら降りてほしい」 “財源確保”の一点張りで生活支援を拒む 石破首相は、減税や給付の議論を避ける一方で「社会保障の財源はきちんと確保しなければならない」と繰り返し述べた。だが、その“財源論”はあまりに一面的で、肝心の「生活者の困窮にどう向き合うか」という視点が完全に欠けている。 税は国民のために使うものであり、今この瞬間、生活が立ち行かなくなっている人々に手を差し伸べるのが政治の役割のはずだ。それを「議論するつもりはない」と切り捨てる態度には、多くの国民が失望を隠せない。 また、自民党が公約に掲げた「1人2万円の給付」についても、首相はほとんど触れず、実行に対する熱意すら見せなかった。これでは、選挙前の“ばらまきパフォーマンス”だったとの批判を免れない。 > 「生活を助ける気がないなら、財源があっても意味ない」 > 「税金は国民のためにある。財政が目的化してない?」 > 「2万円給付もやる気ないってことでしょ」 > 「給付も減税もやらないなら、何するの?」 > 「“検討使”以下の“拒否使”じゃないか」 野党は「消費税ゼロ」で即効性と生活支援を打ち出す 一方で、立憲民主党の野田佳彦代表は、食料品の消費税を1年間ゼロにする政策を提案し、「今困っている人に届く、責任ある減税」と強調。減収分は基金で対応し、将来的には「給付付き税額控除」への移行を目指すと具体的な方針も示している。 与党が「議論すらしない」と逃げる中で、野党側が明確な生活支援策を掲げている構図は、今回の参院選における重要な対立軸だ。とくに食料品価格の高騰はすべての世帯に影響しており、消費税の引き下げは即効性が高く、分かりやすい支援策として注目されている。 > 「やる気のある政党は議論を恐れない」 > 「消費税ゼロ、現実的で支持したい」 > 「基金活用って言われると納得感ある」 > 「困ってる人に本当に届く政策を見たい」 > 「どこが国民の声を聞いてるか、一目瞭然」 参院選の争点から逃げる自民党に、未来は託せるか 参院選は、物価高にあえぐ生活者が「政治に何を求めるか」を問う場だ。そのなかで“減税か給付か”という議論は、まさに核心である。その争点を正面から受け止めることなく、「議論はしない」と断じた首相の態度は、国民への説明責任を放棄するものであり、民主主義の原則すら揺るがす。 選挙とは、対話であり、選択の場である。もし与党のトップが「選択肢の提示すらしない」と言い切るのであれば、それは選挙の意味を根底から否定することに等しい。 今求められているのは、責任ある財政論ではなく、責任ある政治姿勢だ。生活苦が現実である今、「議論しない」と逃げる政治では国民の未来を守ることはできない。
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石破茂
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