2025-07-02 コメント: 2件 ▼
「七面倒くさい日本語」発言に非難殺到 石破首相の自己矛盾に政界と市民が怒り
「日本語が面倒」発言が波紋 石破首相の言動に疑問
7月2日、日本記者クラブ主催の党首討論会で石破茂首相(自民党総裁)が放った一言が、大きな波紋を呼んでいる。外国人労働者の受け入れに関する議論の中で、石破氏は「七面倒くさい日本語、日本の習慣を日本政府の負担によってでも習得してもらい、適法な人に入ってもらう」と発言。外国人に対し、日本語や日本の文化を受け入れるよう求める文脈だったが、その表現が「日本語や文化を軽視している」と強い批判を浴びている。
だが今回、問題視されたのは発言そのものだけではない。石破氏のこれまでの言動との整合性が問われ、「国際的なマナーを欠いた本人に、日本文化の面倒くささを語る資格があるのか」という根本的な疑念が広がっている。
原口氏、小沢氏、神谷氏も一斉に非難
立憲民主党の原口一博衆院議員は、自身のXでこう糾弾した。
日本語のどこが七面倒くさいというのか?日本の習慣のどこが?
また小沢一郎衆院議員(事務所)も、次のように厳しく指弾している。
日本の言葉や伝統・文化に対する畏敬の念が感じられない。多くの国民を不快にさせ、総理として全くふさわしくない発言である
参政党の神谷宗幣代表も、討論会を振り返ってこう述べた。
「ここは私も思わず、『何言うとんねん』と呟いてしまいました」
「これはもう過半数割れに持っていくしかない」
「石破氏に言われたくない」SNSでも怒りの声
SNS上では、石破氏の発言に対して痛烈な皮肉や怒りの声が相次いだ。その多くは「ブーメラン」や「自己矛盾」を指摘する内容だ。
「言葉遣いも表現も国際的に稚拙な石破が、日本語を面倒って語る資格ある?」
「G7で英語すらまともに通じないのに、外国人にだけ日本語の習得を強いるの?」
「総理が自国の言語に“七面倒くさい”って言う国、聞いたことない」
「国際会議での立ち振る舞いが雑な人に“習慣”を語られてもね…」
「文化を守る立場の人間が文化を軽視するとか、もはや国辱レベル」
「文化を支える責任」を忘れた首相
石破氏はこれまで「保守本流」として日本の伝統や国柄を重んじる姿勢を強調してきた。だが今回の発言は、その主張と大きく乖離している。伝統や文化を“七面倒くさい”と切り捨てるような物言いは、保守の名を語るにはあまりに軽率で無責任だ。
さらに、国際舞台において「英語も通じず通訳任せ」「他国の慣習に無頓着」といった過去の振る舞いが指摘されている石破氏に対し、「自分のマナーや言語能力すら棚に上げて、外国人にばかり順応を求めるのはおかしい」とする声が高まっている。
政治家の資質に疑問符 参院選への影響も
この発言は、参議院選挙を目前に控えた与党にとって痛手となる可能性がある。支持層の中でも、「言葉の選び方ひとつで日本の品格を損なう」「そもそも日本語や習慣を誇りと感じていないのでは」といった批判が上がり始めている。
石破首相は、外国人受け入れの「現実的な制度構築」を進める姿勢を見せたかったのかもしれない。しかし、その根底に「文化の尊重」や「国民感情への配慮」が欠けていては、いかなる政策も共感を得ることは難しい。
今、問われているのは政策の方向性だけではない。発言と行動、言葉と態度の一貫性。そして、自国の文化に対する敬意と責任感である。石破氏がそれらを自らの発言で損ねたことは、政治家としての根本的な資質に疑問符を突き付けるものと言える。