2025-06-03 コメント: 1件 ▼
「この国を動かす責任がある」自民党が新ポスター発表、石破首相の写真で政権与党の覚悟示す
自民党、新ポスターで「責任政党」の姿勢強調
自民党は6月3日、党の政治活動用として新たなポスターを発表した。スローガンは「この国を動かす責任がある。」。ポスターには、石破茂首相が街頭演説を行う姿が写されており、政権与党としての責任感と覚悟を前面に打ち出している。掲示は6月中旬から全国に広がる見通しで、夏の参議院選挙に向けては別途新たなポスターが制作される予定だ。
「経験と実績」で前進を訴え
広報本部長の平井卓也氏は記者会見で、「いま日本に必要なのは、実績と経験に裏打ちされた政治の力だ」と語った。世界情勢が不安定さを増すなかで、安定した政権運営を強調する姿勢がうかがえる。
また、石破首相の写真については「本人はデザインに強いこだわりはない」としつつ、「党の思いが多くの人に届くことを願っている」とのコメントがあったという。
政権政党としての存在感を再確認
今回のポスターに込めたのは、自民党が「国のかじ取り役」としての覚悟を持っているというメッセージだ。経済対策や外交安保など、政権運営に関わる重要な課題が山積する中で、党の存在感を国民に再認識させる狙いもある。
石破政権の下で掲げられるこの新たなビジュアル戦略は、参院選の前哨戦と位置づけることもできる。今後、選挙向けにさらなるアピールが展開される見込みだ。
ネット上では賛否両論
新ポスターの発表直後から、SNSではさまざまな反応が寄せられている。特にX(旧Twitter)上では批判的な声が多く、政府への不信感や揶揄も交えて意見が飛び交っている。
「この国を(中国の属国に)動かす責任があるんでしょ?」
「『責任がある』って言葉、逃げ道にしか聞こえない」
「誰のために動かしてるんだよ、国民じゃないだろ」
「ポスターにお金かけるより、減税してくれ」
「『この国の金をお友達に動かす責任がある』の間違いでは?」
一方で、少数ながら「責任感を前面に出した姿勢は評価できる」「野党よりは信頼できる」といった肯定的なコメントも見受けられる。
有権者の信頼回復が焦点に
今回のポスター発表は、政権支持率が低迷するなかでのイメージ刷新を狙った動きとも見られている。特に税制改革や物価対策などに対する国民の不満が高まる中で、自民党がどれだけ実効性ある政策を提示できるかが、今後の選挙戦を大きく左右しそうだ。