2025-05-20 コメント投稿する ▼
石破首相が沖縄県知事に謝罪 西田議員「ひめゆり」発言問題で深い反省を表明
石破首相、沖縄県知事に謝罪 西田氏の「ひめゆり」発言問題
石破茂首相は20日、官邸で沖縄県の玉城デニー知事と面会し、自民党の西田昌司参院議員が「ひめゆりの塔」の展示内容を巡り「歴史の書き換え」と発言した問題について、沖縄県民に対し直接謝罪した。石破首相は「総裁として、沖縄の皆様に大変申し訳ない発言があった。本当に申し訳ない」と述べ、深い反省の意を表明した。
玉城知事は「歴史の事実をしっかりと踏まえた上で、発言していただきたいと改めてお願いしたい」と応じた。また、「石破首相からも、今後は十分に注意していくとの意向が示された。受け止めたい」と述べた。
西田議員の発言、県内外で波紋
問題の発端は、自民党の西田昌司参院議員が5月3日に那覇市で行った講演で、沖縄県糸満市の「ひめゆりの塔」について「歴史の書き換えだ」と発言したことだった。この発言は沖縄県民の感情を逆撫でし、県議会は16日、西田議員の謝罪と発言撤回を求める抗議決議を可決した。
西田議員はその後、発言を撤回し、謝罪したものの、県内外で批判は収まらず、沖縄県議会や地元メディアもこの問題を大きく報じた。西田氏は「誤解を招いたことをお詫び申し上げる」としたが、発言が残した影響は大きい。
ネットの反応、賛否分かれる
今回の石破首相の謝罪に対し、SNS上では賛否両論の声が上がっている。
「西田議員の発言は不適切だった。首相の対応は評価できる。」
「沖縄の歴史は尊重されるべきだが、意見の違いはあってもいい。」
「石破首相が早期に謝罪したのは良い判断だ。」
「謝罪する必要はない。言論の自由がある。」
「沖縄の歴史を軽んじた発言は容認できない。」
ネット上の意見は多様だが、西田議員の発言が沖縄県民の感情を逆撫でしたことは否定できない。
歴史認識と政治家の発言の責任
今回の問題は、政治家の発言がいかに影響を与えるかを改めて浮き彫りにした。歴史認識に関する発言は、特に沖縄のような戦争の悲劇を抱える地域においては慎重であるべきだ。石破首相の謝罪が事態の沈静化につながるかは未知数だが、政治家の責任が改めて問われている。