2025-05-15 コメント投稿する ▼
石破政権、パキスタンに5.1億円支援 水道事業改善でスマートメーター導入
石破政権、パキスタン水道事業に5.1億円の支援を決定
石破政権は、パキスタン・イスラム共和国の水道供給を改善するため、総額5.1億円の無償資金協力を行うことを決定した。この支援は、同国の第三の都市であるファイサラバードでの水道事業の安定化を目指し、スマートメーターの導入などを通じて水道経営の改善を図るものだ。
5月14日、パキスタンの首都イスラマバードで、赤松秀一・駐パキスタン日本大使とニアズ・カジム・パキスタン経済省次官が署名し、この支援が正式に合意された。
ファイサラバード市、水道事業の課題
パキスタン国内では安全な飲料水へのアクセスが依然として十分ではなく、特にファイサラバード市では水道設備の多くが使用量を測定しない固定料金制となっている。そのため、水道事業の採算が取れず、経営が不安定な状況に陥っている。
ファイサラバードは人口320万人を抱え、都市の拡大に伴い水需要も増加しているが、水道の給水率は約72%にとどまり、無収水率は45%に達している。これは、水が配水中に漏れたり、無断で使用されたりすることが主な原因だ。
こうした状況を改善するため、日本政府はスマートメーターの設置を通じて水の使用量を正確に測定し、従量制料金に移行することを目指している。これにより、住民の節水意識が向上し、水道事業の財政健全化も期待される。
日本の支援と今後の展望
今回の日本政府による支援は、ファイサラバード市の水道事業を持続可能なものにするための第一歩となる。スマートメーターは水の使用量を自動で測定し、消費に応じた料金を請求できるようになるため、事業運営の透明性と収益性が向上すると見込まれている。
さらに、日本はこれまでもパキスタンでの水資源管理やインフラ整備を支援してきた実績があり、今回のプロジェクトもその延長にある。技術的なノウハウの提供も含め、現地スタッフの研修や管理能力の強化も進められる見込みだ。
ネットユーザーの反応
「日本の技術でパキスタンの水道事業が改善されるなら、素晴らしいことだと思う。」
「水道メーターの導入で、住民の節水意識も向上しそうだ。」
「日本の国際支援は、こうした具体的な技術支援が効果的だ。」
「5億円の支援は大きいが、現地で適切に運用されることを願う。」
「日本の税金で海外支援?国内にも支援が必要だろう。」
今回の支援は、パキスタンの水道事業の持続可能性を高めるとともに、日本の技術と経験がどのように国際社会で役立つかを示すものでもある。