2025-05-12 コメント投稿する ▼
石破首相が減反政策を批判「本当に正しかったのか?」米価格高騰で農業政策見直し訴え
石破首相、減反政策を批判 「本当に正しかったのか」と疑問呈す
石破茂首相は11日、フジテレビの報道番組「日曜報道 THE PRIME」に出演し、日本の米政策、特に減反政策(米生産調整)に対する強い疑問を表明した。石破首相は、世界中の国々が米の生産量を増やしている中で、日本だけが減産を続けてきたことを問題視。「本当にこの政策は正しかったのか?」と問いかけた。
さらに石破氏は、日本の農業がこの数十年間で強くなったとは言い難いとし、特に高齢化や人口減少を理由にした米の生産縮小について「もう一度立ち止まって考えるべき」と提言。日本の米は海外でも評価が高く、安全で美味しい食材として世界に提供すべきだと主張した。
「農林水産大臣だった頃に、生産調整をやめるべきだと発言したら、『史上最低の農林水産大臣だ』と批判された」と語り、当時の苦い経験も明かした。
米価高騰と減反政策の弊害
日本のコメ価格は近年急上昇し、消費者は高価格に直面している。政府は備蓄米の放出などで価格抑制を図ったが、根本的な解決には至っていない。石破首相は、減反政策が続いた結果として国内の米生産力が低下し、価格の上昇を招いたと指摘する。
米を取り巻く状況は変化しており、海外市場での需要は増加しているにもかかわらず、日本の米は国内で生産が抑制されている。石破氏は、日本の農業が国際社会に対してもっと積極的に貢献すべきだと主張し、「国土が狭いから無理という思考から抜け出す必要がある」と強調した。
ネットユーザーの反応
石破首相の発言に対し、ネット上では様々な反応が寄せられている。
「減反政策を続けた結果、価格が高騰して庶民は困っている。もう見直すべきでは?」
「日本米は品質が高いのに、なぜもっと輸出しないのか。機会損失だ」
「農業政策は見直しが必要だけど、農家の負担も考えた改革にしてほしい」
「石破首相が言うように、国内需要だけでなく海外市場も視野に入れるべきだ」
「昔は『最低の農水相』と言われたのに、今は正論を言っている。時代が変わったのかも」
今後の農業政策の行方
石破首相の発言は、長年続けられてきた減反政策に対する見直しの必要性を強調するものだ。今後、政府がどのように対応し、国内農業の競争力を高めるためにどのような政策を採用するのか注目される。
日本の米を海外市場に積極的に展開し、国内生産を活性化させる道筋を示すことが求められる。石破首相が提起した疑問は、今後の農業政策の方向性に大きな影響を与える可能性がある。