2025-05-03 コメント: 1件 ▼
公約石破首相「憲法は果断に見直すべき」自衛隊明記と緊急事態対応に言及、国民投票へ意欲
石破首相「果断に見直しを」 憲法改正に改めて意欲
5月3日の憲法記念日、石破茂首相は改憲派の集会に寄せたビデオメッセージの中で、「日本国憲法は1947年の施行以来、一度も改正されていない」と指摘した上で、「果断に見直しを行い、議論を深め、最終的には国民の判断に委ねるべきだ」と語り、憲法改正に向けた強い意志を示した。
焦点は自衛隊と緊急事態条項
石破首相が特に重視しているのが、自衛隊の明記と緊急事態への対応だ。現在、自衛隊は憲法に明文化されていないが、実質的には国防を担う重要な存在となっている。これをあえて憲法に書き込むことで、その正当性を明確にし、国民からの信頼をさらに高めたい考えだ。
また、大規模な災害やパンデミックといった緊急事態に対応するための法的枠組みについても「今の憲法では限界がある」とし、必要に応じて国家が迅速に判断を下せる制度づくりの必要性を訴えた。
「憲法は生きた法」 国民との対話も呼びかけ
メッセージの中で首相は、「憲法は変えてはならないものではなく、時代とともに問い直すべき“生きた法”である」と強調。安易な改正には慎重であるべきとの意見がある一方で、現在の国際情勢や社会構造の変化を踏まえれば、見直しの議論を避けて通れないと訴える。
「改正の発議は国会に委ねられているが、最終的な判断は国民が下すもの。幅広い議論を通じて、成熟した選択がなされることを期待したい」と述べ、丁寧な国民との対話を進める方針を明言した。
今後の見通し
現在、与野党の間では改憲の是非をめぐる温度差が大きく、国会での合意形成にはなお課題が残る。しかし、石破首相がこうして節目のタイミングで明確なメッセージを発したことは、改憲論議に再び火をつける可能性がある。
夏の通常国会では、自民党が中心となって憲法審査会での審議を加速させる構えだ。改憲への道筋が現実味を帯びるかどうか、今後の国会論戦と世論の動向に注目が集まる。
この投稿は石破茂の公約「憲法改正について総理に在任している間に発議を実現」に関連する活動情報です。この公約は86点の得点で、公約偏差値72.2、達成率は0%と評価されています。