2026-03-19 コメント投稿する ▼
石破茂前首相が高市早苗政権の党運営を批判、異論唱える者は更迭はどうなのか
自民党の石破茂前首相は2026年3月18日のラジオ日本番組で、高市早苗首相(党総裁)をトップとする党の運営を批判しました。衆院の選挙制度協議会の座長を、定数削減に批判的な逢沢一郎氏から交代させる方針を固めたとする報道に言及し、「どうなのだろうか」と述べました。
逢沢氏交代方針に疑問
与野党が衆院の選挙制度や議員定数などを議論する衆議院選挙制度協議会の座長を、日本維新の会(日本維新)の主張する定数削減に批判的な自民党の逢沢一郎氏から交代させる方針が固まったと報じられています。
石破氏は定数削減の議論に関し、「『ちょっと待ってよ』みたいな人もいる。自民で担当しているのが逢沢さんという人で、『それはどうなの、乱暴じゃないの』と言うと、交代、みたいな。党内にもいろいろな議論がある。こんなに取ったんだから異論を唱えるものは更迭だ、交代だみたいなことをやると、みんなイエスマンになってしまう。それはどうなのだろうか」と述べました。
党内で侃々諤々の議論があるべきだとの考えを示した形です。
「異論を唱える者は更迭、交代はどうなのか」
「みんなイエスマンになってしまう」
「熱狂や圧倒的支持の時に正しいことが行われたか」
「後ろから弾を撃つと言われるのは気分良くない」
「本当にいい言論空間なのか」
高市内閣の高支持率を分析
高市内閣の高支持率の背景について問われた石破氏は「SNSの時代で、政見放送5分なんて見ってもらえない。30秒とか1分とかイメージだ。そうすると、ショートフレーズでクリアカットというのがうけるのではないか」との見方を語りました。
「私が首相在任中によく『石破構文』と言われた。長い、わかりにくい、と言われる。今の複雑な時代で、クリアカットでショートフレーズというのは本当にいいんだろうか。伝えるべきものは伝えてほしい。感覚ではなく論理で理解していかないと、世の中を律することはできなくなっていると思う」と述べました。
石破氏は2024年10月に首相に就任したものの、同年10月の衆院選で自民党が大敗し、わずか1カ月足らずで退陣に追い込まれました。首相在任中には、丁寧な説明を心がけるあまり発言が長くなる「石破構文」が話題となっていました。
歴史の教訓を強調
パーソナリティーの岩瀬恵子氏が「私の周りの若い世代は、高市さんはすごく働いてくれて、何か変わりそうな気がするという言い方をする人が多い」と指摘すると、石破氏は次のように応じました。
「歴史をみると、そんな時代はある。熱狂とか国民の圧倒的支持とか、そういう時に本当に正しいことが行われたかというと、必ずしもそうでもない。国民が本当に冷静に物事を考える。感情的にそれを煽ってはいかんというのは、歴史の教訓だと思う」
石破氏は、国民の熱狂的な支持が必ずしも正しい政治につながるわけではないとの持論を展開しました。
後ろから弾発言に不快感
党内議論の在り方に関しては「いい議論をしていきたいと思う。ただ、何か言うと『また後ろから弾を撃つのか』みたいな、もう何万回言われたか分からないが、気分良くないね。やっぱ良くない。われわれ政治家は仕事だから、批判があっても言わなければいけない」と強調しました。
石破氏は以前から、党内で批判的な発言をするたびに「後ろから弾を撃つ」と批判されてきた経緯があります。今回、こうした批判に不快感を示した形です。
一方、「いわゆるジャーナリストや評論家が、もう何を言っても炎上してぶったたかれるんだったらもう言うのをやめておこう、という人がだんだん増えていくというのは、本当にいい言論空間なのか」と危機感を語りました。
石破氏の発言は、高市政権下で党内の異論が封じられつつあるとの危機感を反映したものとみられます。自民党が2025年2月の衆院選で圧勝し、高市内閣の支持率が60%を超える中、党内で異なる意見を述べることが難しくなっている状況を憂慮していると考えられます。
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