2025-01-30 コメント投稿する ▼
衆院予算委員会、旧安倍派会計責任者の参考人招致を可決 会計責任者「招致には応じない」
■参考人招致の経緯
野党の要求: 立憲民主党などの野党は、自民党の政治資金問題の真相究明が不可欠だとして、旧安倍派の会計責任者の参考人招致を求めてきました。
与党の反応: 自民党は、会計責任者が私人であり、すでに裁判で証言した以上のことはないとの理由から、参考人招致に反対していました。
公明党の立場: 公明党は、参考人招致に反対の立場を示しつつも、全容解明のためとして、採決に賛成する方針を伝えていました。
■委員会での採決と結果
採決の実施: 与野党の意見が一致しない中、安住委員長の提案で、30日の委員会で採決が行われました。
採決結果: 立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、共産党などの賛成多数で、会計責任者の参考人招致が議決されました。
与党の反応: 少数の与党側は、自民党が反対し、公明党は退席しました。
■参考人招致の意義と今後の展開
全会一致の原則: 参考人招致の議決は全会一致を原則としてきており、衆議院予算委員会で賛否が分かれた形で決まるのは、1974年以来、51年ぶりです。
会計責任者の出席意向: 安住委員長が会計責任者に対し、来月10日をめどに委員会に出席するよう要請していますが、出席は任意となっており、会計責任者は「裁判で証言した以上のことはない」と、招致には応じられないとの意向を示しています。
今後の対応: 会計責任者が出席しない場合、委員会はどのような対応を取るかが注目されます。
■各党の反応
立憲民主党の安住委員長: 「自民党一強時代は、予算委員会で問題提起があっても投げっぱなしだったが、与野党逆転の中でこの結論に達したことで責任は果たしたのではないか」と述べました。
自民党の井上元万博担当大臣: 「全会一致が原則だったので、その慣例を半世紀ぶりにやぶることは大変遺憾だ」と述べました。
立憲民主党の山井和則氏: 「招致を議決した以上は、旧安倍派の会計責任者には何らかの形で説明責任を果たし、自民党にそんたくすることなく真相を語ってもらいたい」と述べました。
公明党の西田幹事長: 「民間人の参考人招致は全会一致で行う大事な慣例があり、議決は遺憾だ」と述べました。
旧安倍派の会計責任者の参考人招致を巡る衆院予算委員会での議論は、与野党の意見が分かれ、最終的に賛成多数で議決されました。今後、会計責任者が委員会に出席するかどうかが焦点となり、各党の対応が注目されます。