2025-01-17 コメント投稿する ▼
元財務事務次官が警告「国庫は火の車」 財政赤字の深刻化を指摘
講演の要点
財政赤字の長期化:矢野氏は、日本の税収と公債発行額に対する歳出の割合が1975年のオイルショック以降、50年にわたり大幅に歳出が上回る状況が続いていると指摘しました。
債務残高の増加:また、アメリカやイギリスなどの主要先進国と比較して、日本の債務残高が急速に悪化していると説明しました。
コロナ禍の影響:コロナ対応で財政赤字がさらに深刻化したと指摘し、ドイツやフランスが増税せずに20~30年かけてコロナ対応で発行した国債を返済する計画を立てた一方、日本は増税や返済計画を何も行っていないと批判しました。
GDP成長と財政赤字:補助金などのバラマキでGDPの成長を促しても、財政赤字の状態は変わらないとし、財政改善のためには高齢者にも働いてもらうべきだと持論を展開しました。
矢野氏は、財政赤字の拡大が将来世代に大きな負担を強いると警鐘を鳴らし、早急な対策の必要性を強調しました。