2025-07-09 コメント投稿する ▼
「自民が一番マシ」発言に聴衆ため息 進次郎農水相の演説に飛んだ「コメ高いままだぞ」の声
「自民が一番マシ」発言に波紋 小泉進次郎農水相の“自信”と国民の“ため息”
参院選の真っただ中、小泉進次郎農林水産相が9日、千葉県船橋市で自民党候補の応援演説に立ち、「他の野党を見ても、自民党が一番マシだ」と語った。その発言は支持を訴えるためのものだったが、会場では「コメ高いままだぞ」とヤジが飛ぶなど、聴衆の反応は一様ではなかった。
自民党は「完璧ではないがマシ」 小泉氏の現実路線
小泉氏は演説で、「今の自民党は100%完璧ではない。反省すべき点も多い。しかし、それでも他の野党よりマシだと胸を張って言える」と述べた。その上で、「外交、安全保障、子育て支援や物価高対策など全方位で政権を担う力があるのは自民党しかない」と強調。政権の安定性を理由に自民党への支持を訴えた。
「正直、完璧じゃないって認めてるところはマシかも」
「でも“マシ”って言っちゃうのは自信のなさの表れでは?」
「野党よりマシって…相対評価じゃなくて自信を持てよ」
「野党に不満でも自民に期待できるわけじゃない」
「結局、自民も変わらなきゃダメってことだよな」
小泉氏はまた、トランプ大統領から送られたという書簡に言及し、25%関税問題は「延長戦続行」との意図が含まれていたと説明。「この難局で交渉力を発揮できるのは、自民と公明による政権の継続しかない」と力説した。
コメ価格と農家の不満に揺れる現場
小泉氏は農水相として、コメ価格の高騰に対して備蓄米放出などの緊急対応を進めているが、現場ではその成果に懐疑的な声も多い。演説中、会場の一角から「コメ高いままだぞ!」とのヤジが飛び、小泉氏の表情が一瞬曇った。
これは、現在のコメ価格の下落傾向にもかかわらず、肥料・燃料コストの高止まりが続くなか、農家にとっては“実質値上がり”状態に等しい現実があるためだ。
コメの生産者やJA関係者からは「放出だけで安心されても困る」「長期的に農家が食べていける制度を示してほしい」といった声も根強い。小泉氏自身、青森や山形などのコメどころを回って農家との対話を重ねてきたが、その距離感は依然として埋まりきっていない。
「野党は頼りない」だけでは票は動かない
小泉氏の発言には、「自民党は完璧ではない」と一定の謙虚さをにじませつつも、「他よりマシだから選んでほしい」という消極的な期待感の訴えが透けて見える。その一方で、物価高・農業支援・外交といった国民生活に直結する政策課題に対する具体性が、聴衆の納得を得られていないのも事実だ。
「マシって言葉がすでに終わってる感じ」
「コメの話になるとトーンが変わるよな」
「支持するけど、今の自民にはガッカリしてる」
「野党も弱いけど、自民が調子乗らないよう釘刺したい」
「“一番マシ”を選ぶ選挙ってなんだか悲しいよ」
自民党の「逆風選挙」ともいわれる今選挙では、こうした“相対的評価”に頼る戦術がどこまで通用するかが問われている。「変わらなきゃいけない」と口にするなら、具体的な変化の姿勢を示さなければ、国民の信頼は戻らない。