2025-05-20 コメント: 1件 ▼
江藤農相に辞任要求強まる 失言とコメ価格高騰への無策に批判噴出
江藤農相に「辞任すべき」の声 失言と成果の乏しさに野党が一斉反発
農林水産大臣である江藤拓氏の発言が波紋を呼んでいる。佐賀県内での講演で、「コメは買ったことがない。支援者からたくさんもらっているので、売るほどある」と述べたことに、野党は強く反発。「このタイミングでそんな発言が出るとは」と、あきれ声が広がっている。
20日に行われた野党の国対委員長会談では、江藤氏の辞任を求める声で一致。21日の党首討論までに何の動きもなければ、不信任決議案を視野に入れて対応する方針だ。
高騰続くコメ価格 現場との温度差が浮き彫りに
庶民の暮らしに直結するコメの価格は、ここ最近も高値のままだ。店頭では「5キロで4000円超えは普通」といった声も多く、食卓への影響を心配する家庭は少なくない。
政府は価格安定のために備蓄米の放出を何度か実施してきたが、目に見える効果は乏しい。農水相自身が「やったけれど下がらなかった」と語る状況に、政策の限界が見えている。
こうした中での「自分は買っていない」という発言は、生活に困っている人々への配慮を欠くものとして強い不快感を呼んでいる。
「ジョークでも笑えない」SNSに怒りの声が噴出
この件に対して、ネット上では怒りや失望の声が相次いでいる。特にX(旧Twitter)では、以下のような投稿が目立つ。
「“売るほどある”って、いまのコメ価格知ってて言ってるの?失言というレベルじゃない」
「家計が苦しい中でコメを節約してる人もいるのに、農水相がこれでは話にならない」
「おもしろいと思って言ったのかもしれないけど、誰も笑ってない。むしろ怒ってる」
「農相として、現場を知らなさすぎるのが問題。謝って済む話じゃない」
「コメ農家への配慮もゼロ。軽視してるとしか思えない」
このように、発言の中身だけでなく、その“軽さ”に対しても厳しい目が向けられている。
野党「口先だけではもう通用しない」
野党側は、これまでの江藤氏の発言と政策運営を総合的に見て「辞任は当然」との立場だ。ある野党幹部は、「言葉に対する責任感の欠如と、結果を出せていない政策。どちらも重い問題だ」と語る。
現時点で江藤氏本人に辞任の意志は見られないが、党首討論前後に野党がどう動くかが今後の焦点となる。
* 江藤農水相が「コメは買っていない」と発言し、生活実感との乖離が批判されている
* コメ価格の高止まりに対して、政府の対策は効果が乏しく不満が高まっている
* ネット上では「ジョークでは済まされない」との怒りの声が広がっている
* 野党は江藤氏の辞任が必要との認識で一致し、不信任決議案提出を視野に入れている