2025-03-21 コメント投稿する ▼
江藤農水相、備蓄米の非表示販売に理解示す 消費者には判別材料があると強調
JA全農の要請内容
JA全農は3月17日に、消費者が混乱しないようにとの理由で、備蓄米を店頭で販売する際に「備蓄米」と明記しないよう取引先に要請したことを明らかにしました。ただし、この要請には法的な強制力はなく、最終的には販売業者側の裁量で「備蓄米」と表示するかどうかが決まるということです。
江藤農水相の見解
江藤大臣は、この件について「JA全農が備蓄米を隠そうとしているわけではない」とし、あくまで消費者の混乱を避けるための配慮であることを理解を示しました。また、消費者が米袋に記載されている銘柄や産年を見れば、備蓄米かどうかは判別できる材料があるとも述べました。「しっかりと注意を払って見れば分かるはずだ」と強調した上で、備蓄米をあえて目立たせて販売する業者もいるかもしれないと予想しています。
消費者からの声と今後の対応
備蓄米を巡る販売方法については、一部の小売業者や消費者から、備蓄米と一般流通の米を明確に区別するために、表示をより分かりやすくしてほしいとの声が上がっています。消費者庁などが今後、表示の統一や改善策を検討することになると見られています。
- JA全農は、消費者の混乱を避けるため、備蓄米の販売時に「備蓄米」と表示しないよう取引先に要請。
- 江藤農水相は、この要請について「隠す意図はない」とし、消費者が米袋を見れば備蓄米かどうかは分かると強調。