2025-03-03 コメント投稿する ▼
備蓄米、追加放出は当然あると江藤農相 米価安定へ対応強化
■放出計画の詳細
- 放出量とスケジュール:
初回に15万トンを放出し、残りの6万トンは流通状況を見極めて追加放出する。3月初めに入札を開始し、中旬に引き渡しを行い、3月末までに店頭に並ぶ見通し。
- 放出対象の米:
2024年産米を中心に、必要に応じて2023年産米も放出対象とする。
■関係者の反応
- 飲食店の声:
「土鍋ご飯いくしか」中目黒店の加藤雄大店長は、仕入れ値が昨年の倍になっているとし、備蓄米放出による価格下落に期待しつつも、在庫不足による将来的な価格上昇を懸念している。
- 卸売業者の姿勢:
兵庫県の中小卸売業者は、価格高騰を避けるため多めに米を買い集めているが、備蓄米放出後も高値で仕入れた在庫があるため、すぐには値下げしない意向を示している。
- JAの対応:
JA京都は、米の供給に問題はないとし、備蓄米の購入予定はないと明言している。
■江藤農林水産相のコメント
江藤拓農林水産相は、備蓄米放出について「流通が滞っている状況を改善したい」と強調し、効果が見られない場合は追加放出も検討する意向を示している。
今回の備蓄米放出が、米価の安定化と流通改善にどの程度寄与するか、関係者や消費者の注目が集まっている。