2025-03-09 コメント投稿する ▼
石破首相の高額療養費制度見直しに疑問 政策決定のプロセスに苦言
■政策の決定過程に対する不信
小林氏は、政府が発表した高額療養費制度の見直しに対して、政策決定の過程が不透明であり、こうしたことが国民の理解を得られなくなる原因だと指摘した。「責任政党として政策を決めるときは、もっと丁寧にプロセスを踏むべきだ」と述べ、政府に対して慎重な姿勢を求めた。
■「楽しい日本」を掲げる石破首相の具体的な方向性に疑問
また、小林氏は石破首相が掲げる「楽しい日本」というビジョンについても懸念を示した。首相がこのキャッチフレーズを提唱する一方で、その実現に向けた具体的な道筋が見えないと感じているという。「楽しい日本をつくるために何をするのか、どう進めるのかが明確ではない」と、小林氏は首相のあいさつを振り返り、参院選に向けた具体的なメッセージの不足を指摘した。
■高額療養費制度を巡る経緯
高額療養費制度については、政府が当初、2025年8月から負担上限額を引き上げる方針を打ち出していたが、患者団体からの強い反発を受けて、3月にその見送りを決定した。首相は、患者団体の意見を十分に聞き、負担増がもたらす影響を慎重に考慮した結果として、この判断を下したと説明している。