2025-05-20 コメント投稿する ▼
小川淳也氏、年金改革案と農水相発言に苦言 夫婦別姓巡る自民の主張にも反発
小川幹事長、年金改革案に「核心欠く」と批判 農水相発言にも言及
立憲民主党の小川淳也幹事長は5月20日、国会内で記者団の取材に応じ、政府が提出した年金制度改正案について「最も大事な部分が抜けている」として強い疑問を呈した。小川氏は、物価高や非正規雇用の増加といった現実に即した対策が示されていないとし、「このままでは将来不安を払拭できない」と問題提起した。
また、農林水産大臣が過去に「コメを買ったことがない」と発言したことに対しても、小川氏は「食の現場に対する理解があまりに浅い」と断じた。さらに、「結果を出せていない人にこれから期待するのは無理がある」と述べ、任命責任を含めて政権全体の姿勢に厳しく問いかけた。不信任決議案の提出については「すぐにカードを切るべきではないが、選択肢として除外はしない」として、慎重ながらも強い牽制を示した。
選択的夫婦別姓、自民党の“法改正多数論”を一蹴
記者会見では、選択的夫婦別姓制度をめぐる議論にも言及。小川氏は「制度に反対するために、筋の通らない理屈を持ち出すべきではない」と述べ、自民党が制度導入に後ろ向きな姿勢を続けていることに不快感を示した。「党内の足並みが揃わないなら、党議拘束を外して個々の判断に委ねるべきだ」と語り、政治家個人の信念を尊重すべきとの考えを示した。
また、同日には辻󠄀元清美代表代行も記者団に対し、自民党が制度導入に否定的な根拠として「関連法が650本以上、政省令が2700件以上」と主張していることについて反論した。「かつて政府は、夫婦別姓に関係する法律は4本と答弁している。数字の食い違いは説明がつかない」として、自民党に対し具体的な根拠の提示を正式に求めたことを明かした。
ネットでも広がる批判と共感の声
ネット上でもこの発言や議論には多くの意見が寄せられている。
「農水大臣の発言、何度聞いてもあり得ない。食への敬意がなさすぎる」
「選択的夫婦別姓、政令2700件? どこからその数字が出てきたのか本当に示してほしい」
「年金改革って言うけど、若者の未来には響いてこない内容だった」
「党議拘束を外して議論できるなら、本当にそれぞれの政治家の信念が見えるのに」
「夫婦別姓、結婚しても名前を選べるようになるだけの話。なんでこんなに揉めるのか不思議」
* 小川幹事長は年金制度改正案を「要となる視点が抜け落ちている」と批判
* 農水相の「コメ発言」には「資質に疑問」と厳しい姿勢
* 選択的夫婦別姓に対しては、自民党の主張を「屁理屈」として一蹴
* 辻元氏は「法改正が必要なのは4本」との政府答弁を引用し、自民党の数字に反論
* SNS上では、与党の説明責任や制度改革の進捗に対する疑問の声が多数