2025-04-15 コメント投稿する ▼
立憲民主党に広がる消費税減税論 小川幹事長「異論に敬意を」 枝野氏は“減税ポピュリズム”を批判
小川幹事長、意見の多様性を尊重
小川幹事長は、消費税減税を巡る党内の意見の相違について、「敬意を持ちながら、異なる意見にいかに耳を傾けられるかが、党の懐の深さを体現することにつながる」と述べ、党内の多様な意見を尊重する姿勢を示した。また、「意見が割れて当然なぐらい、非常に重大なテーマだ。この際、大いに闊達に議論してほしい」と、活発な議論を促した。
さらに、小川氏は、「役員会の場でお願いしたのは、意見が異なった時に、異なる意見に対してリスペクトしてほしいということだ」と強調し、「必ず意見の背景には一定の義がある」と述べた。枝野氏の発言についても、「安易なポピュリズムに流れがちな政治風土に対して、大きな危惧を抱いていることは大変共感し、敬意を持って聞いている」と述べ、理解を示した。
枝野元代表、減税論を「ポピュリズム」と批判
一方、枝野元代表は4月12日の講演で、「減税ポピュリズムに走りたいなら、別の党を作ってください」と述べ、党内の減税論に対して強い警戒感を示した。枝野氏は、過去の代表選で現金給付と税額控除を組み合わせた「給付付き税額控除」の導入を訴えており、財源の裏付けのない減税論には否定的な立場を取っている。
党内の意見分裂と今後の課題
立憲民主党内では、消費税減税を巡る意見が分かれており、江田憲司元代表代行らが減税を主張する一方、野田佳彦代表は慎重な姿勢を示している。小川幹事長は、「今の経済状況や国民生活に深く関わる極めて重要な議論だ。互いに敬意を持ちながら、異なる意見にいかに耳を傾けられるかが、この党の懐の深さ、幅の広さを体現することにつながる」と述べ、党内の意見の多様性を尊重しつつ、建設的な議論を進める必要性を強調した。
また、小川氏は、「別の党、新党という議論にはならない」と述べ、党内の分裂を回避する姿勢を示した。今後、立憲民主党がどのような政策を打ち出すかが注目される。
- 小川幹事長は、党内の意見の多様性を尊重し、建設的な議論を促進する姿勢を示した。
- 枝野元代表は、減税論を「ポピュリズム」と批判し、党内の減税論に警戒感を示した。
- 党内では、消費税減税を巡る意見が分かれており、今後の政策決定に注目が集まる。
- 小川氏は、党内の分裂を回避し、意見の多様性を尊重する姿勢を強調した。