2025-06-14 コメント: 4件 ▼
「離婚すれば姓を戻せばいい」発言に批判殺到 平岡秀夫議員の女性軽視姿勢が波紋拡大
平岡秀夫議員の「離婚して姓を変えればいい」発言に非難噴出 女性の尊厳を軽視した暴言
立憲民主党の平岡秀夫議員が、「選択的夫婦別姓」制度の導入を巡る議論の中で放った「離婚して姓を変えればいい」という発言が、ネット上で大きな怒りを呼んでいる。
問題の発言は、選択的夫婦別姓制度が導入された際、すでに結婚して姓を改めた人が旧姓に戻したい場合の対応として、「離婚すれば良い」と野次を飛ばしたものだ。制度の趣旨とは裏腹に、人生の一大決断である「離婚」を姓変更の“手段”として語ったことで、女性をはじめ多くの国民が強い違和感と憤りを表明している。
「離婚すれば解決」は制度の本質を逸脱
選択的夫婦別姓とは、結婚後も夫婦が別々の姓を選べるようにすることで、個人のアイデンティティや尊厳を守ることを目的とする制度だ。しかし、平岡議員のように「姓を変えたいなら離婚すればいい」という考えが国会議員から出てくるようでは、制度の理念が根本から崩れてしまう。
この発言は、制度の不備を軽視するだけでなく、結婚・離婚という極めて重要な人生の選択を安易に扱う姿勢が露骨に表れており、まさに暴言と言わざるを得ない。
SNSで批判が拡大:「発言のレベルが昭和」「尊厳を何だと思っているのか」
X(旧Twitter)やFacebook、ThreadsなどのSNSでは、平岡議員の発言に対する怒りの声が噴出している。特に女性たちからの批判は鋭く、議員としての資質そのものを問う意見が多く見られる。
「結婚や離婚がそんなに軽いものなの? 国会議員の認識とは思えない」
「女性の人生を“姓”の問題に縛りつけたまま、“離婚で解決”はない」
「発言のレベルが昭和。これが“進歩的”とされる立憲の本音なのか」
「せっかく制度ができても、この人たちが運用するなら期待できない」
「女性の尊厳を何だと思っているのか。怒りを通り越して呆れる」
こうした声から見えるのは、制度改革に対する期待と同時に、それを担う政治家への不信感だ。
女性軽視の本音が垣間見えた瞬間
平岡議員はこれまで人権派としての姿勢を示してきたが、今回の発言で見えたのは、そうした立場とは真逆の「制度に従え、嫌なら離婚しろ」という強圧的な価値観だ。これでは、制度を支えるはずの国会議員がむしろ制度への信頼を損なっている。
制度導入の目的が「個人の尊重」であるにもかかわらず、その制度を利用しようとする人々に「結婚を解消してでも変えればいい」と迫るような発言は、女性の生き方や人生設計に対する無理解を象徴している。
政治家の“言葉”が制度の信頼性を左右する
制度の良し悪し以前に、政治家の発言は制度そのもののイメージを決定づける。平岡議員の発言がこれほど批判されているのは、単に不用意だったからではなく、「選択肢を与える制度」のはずが「制度に縛られる生活」を助長してしまっているからだ。
いま、政治に求められているのは、形だけの改革ではない。現実に制度を利用する一人ひとりにとって、尊厳が守られ、無理のない選択ができる制度設計と、それを支える誠実な政治姿勢である。
平岡議員には、発言の撤回と説明責任が強く求められている。