2025-05-14 コメント: 2件 ▼
沖縄こどもの国園長辞任、市と職員の対立背景に?職員4人も辞職で波紋広がる
沖縄こどもの国園長辞任、背後に市との摩擦か
沖縄市にある動物園「沖縄こどもの国」で、屋比久功園長が任期途中で辞任した。園長は5月8日に市役所で花城大輔市長らと面会し、市側から「コミュニケーション不足」を理由に辞任を求められたという。一方、花城市長は12日の取材で「辞任を強要した事実はない」と否定。だが、関係者は「市側から辞任を迫られた」と証言しており、意見が食い違っている。
辞任理由は「コミュニケーション不足」か
屋比久園長と新里智昭副園長は、8日に市役所で花城市長や市担当者と面会。その際、市側から「コミュニケーション不足」を理由に辞任を求められたとされる。これに対し、花城市長は辞任強要を否定し、「事実は異なる」とコメント。一方で、園職員は「園長は職員の待遇改善を求め、財団と市と対立していた」と話しており、辞任の背景には運営方針を巡る摩擦があった可能性が高い。
待遇改善を求めた園長と職員たち
屋比久園長はこれまで、園職員の労働環境改善を目指し、財団に対して待遇向上を訴えてきた。特に夜間開園の実施によって職員の業務負担が増加し、改善を求める声が高まっていた。屋比久園長は職員たちの声を反映し、労働環境の見直しを財団に提案していたが、その姿勢が市側との対立を招いたとみられている。
職員4人も辞職、園内に波紋広がる
屋比久園長の辞任後、園職員4人も「園長がいなくなれば、労働環境改善は期待できない」として辞職を決意。辞職を表明した職員は「園長は私たちの声を代弁してくれたが、それがなくなった」と語る。職員の労働環境改善に向けた取り組みは事実上、後退する形となった。
ネット上の反応
SNS上でも今回の辞任に関する意見が相次いでいる。
「沖縄市が園長を辞任に追い込んだのでは?市民に説明を求めるべき。」
「労働環境改善を求める園長が辞めさせられるなんて、おかしい。」
「夜間開園で職員の負担が増えていたのに、市はなぜ改善しないのか?」
「市は辞任を強要していないと言うが、職員の証言とは矛盾している。」
「園長が辞めるなんて、こどもの国の未来が心配だ。」
園長辞任をめぐる沖縄こどもの国の問題は、職員の待遇改善という本質的な課題を浮き彫りにしている。今後、市と財団がどのような対応を取るかが注目される。