2025-05-26 コメント投稿する ▼
自民党富山市連が田畑議員を支部長から除外、国政報告会では説明避ける
田畑議員、支部長除外問題には沈黙 報告会で支援呼びかけも説明なし
自民党の田畑裕明衆議院議員(富山1区)は5月31日、地元で国政報告会を開いた。報告会では自身の政治活動に対する支援を呼びかける場面が目立ったが、自民党富山市連が決定した「次期衆院選に向けての支部長からの除外」については、直接言及を避けた。事務所の党員登録における不適切な処理については「管理が至らなかった」と謝罪したものの、支部長問題については報道陣に対しても「支部長の人事は党本部の判断」と繰り返すにとどまった。
「党本部が選挙区支部長の選任を決めると聞いている。引き続き、信頼の回復のために丁寧に頑張っていく。とにかく夏の戦いに向けて自民党の一兵卒としてしっかり頑張っていく」
と述べ、自らの立場を強調した。
不正登録問題、信頼回復の鍵は「説明」
田畑事務所では、党員登録をめぐり一部で無断登録や代理による党費支払いが発覚。約700人の登録のうち、3分の1を超える200人以上で不適切な処理があったとされる。この問題を受け、自民党富山市連は田畑氏を次期衆院選の支部長から外す方針を固め、定期総会でそれを承認した。しかし、田畑氏側はあくまで党本部の決定を重視している姿勢を崩していない。
富山市連側からは、「田畑氏の説明では納得できない」「客観的な証拠が乏しい」といった指摘も出ており、説明責任の不履行が信頼をさらに損ねているとの声がある。
ネットでは支部長不選任に賛否
SNS上でもこの問題は注目を集めており、特にX(旧Twitter)では様々な意見が飛び交っている。
「説明責任を果たしてないのに支部長続投って、さすがに無理あるでしょ」
「地元の党員に不信感持たれてるのに『党本部が決める』の一点張りは逆効果」
「そもそも不正登録が事実なら、支部長どころか公認も再考すべきでは?」
「公認候補を誰にするかは確かに党本部だけど、地元の空気を無視していいのか?」
「自民党がどう立て直すか、富山の有権者は見ていると思う」
自民党富山市連と党本部の温度差
地元の党員や支援者の間では、「富山1区の顔」としての信頼回復には説明責任の徹底が不可欠との見方が強い。一方で党本部は、候補者調整を含めた選挙戦略の一環として柔軟な判断を行う姿勢も見られる。党内では「支部長の除外=公認外し」ではないという認識もあり、今後の党本部の判断が注目される。
* 田畑議員は国政報告会で支部長除外問題に直接触れず
* 党員登録の不正については陳謝したが、富山市連との対立は解消されず
* SNSでは支部長不選任を支持する声が多数
* 党本部の対応次第で田畑氏の政治生命が左右される可能性も
今後、自民党が田畑氏を次期衆院選候補として公認するか否か、その判断が注目される。選挙区内の有権者にとっては、「誰が信頼に足る候補者か」という問いが、ますます重みを増している。