2025-05-06 コメント投稿する ▼
オンラインカジノの危険性を強調 山としひろ議員が依存症リスクに警鐘
オンラインカジノに警鐘 山としひろ議員が依存症リスクに懸念
立憲民主党の山としひろ衆議院議員が、オンラインカジノの危険性についてSNSで警鐘を鳴らした。投稿では、オンラインカジノとパチンコを一緒に語る風潮に疑問を呈しつつ、ネット上で違法に広がる賭博行為の実態に問題意識を示している。
「パチンコはカジノではありません。他方、日本でオンラインカジノは違法であり、禁止されています。両者をあたかも同一視することは大きな間違いです」
「オンラインカジノが他のギャンブルと決定的に違うのは、依存性に陥るのが早く、抜け出せなくなること、賭額が大きいことです」
このように、山氏はオンラインカジノの深刻な依存性と高額賭博のリスクに注目。実際、利用者の中には短期間で高額を失い、生活が破綻するケースも報告されている。現行の刑法ではオンライン賭博への参加は違法とされているが、その一方で広告や口コミを通じた「無認可な遊興」が拡散しているのが現実だ。
法的枠組みの違いを明確に
山氏が強調するように、パチンコとオンラインカジノは、そもそも法律上の扱いがまったく異なる。パチンコは風営法のもと、景品交換を含めて管理された“遊技”として営業しているのに対し、オンラインカジノは運営も利用も日本国内では原則として違法である。こうした点を「同列に扱うべきでない」とする主張は、ギャンブル依存への対策を進めるうえで重要な視点と言える。
SNSでも賛否両論の声
この発信に対して、SNSでは賛否両論が寄せられている。
「オンラインカジノをやる人がここまで増えてるとは…。知らなかった」
「やっぱり一度ハマったら抜け出せない人が多いっていうのは怖い」
「パチンコとカジノは同じようなものだろ、という人は一度立ち止まって考えてほしい」
「パチンコ業界が合法扱いなのも違和感あるけど、オンラインカジノは確実にアウト」
「正直、依存症の問題ってもっと政府が取り上げるべきテーマでは?」
こうした声からは、ギャンブル依存に対する社会の危機感が高まっていることがうかがえる。
対策強化の必要性と議論の深化
山氏の投稿は、オンラインカジノに関する法的取り締まりの厳格化と、依存症予防の観点からの社会的議論の必要性をあらためて浮き彫りにした。今後、国内でオンライン賭博へのアクセスを制限する法整備や、若年層を中心とした啓発活動が求められるだろう。
議論の焦点は「ギャンブルの是非」そのものではなく、合法性や依存対策といった社会的責任の在り方にある。山氏のような警鐘は、その一歩を踏み出すきっかけとして注目すべきである。